『仄暗い灯が迷子の二人を包むまで』 一回終わろうって思うのに

『仄暗い灯が迷子の二人を包むまで』
 終わるはずだったのに、終われない。あれ? なんで?
 大体、18万字くらいで終わろうと思ってたしエンディングも何となく見えてたはずなのに。ズルズルと続く流れになってしまった。
 一回切って、シリーズ刊行にしたかったのに。切りどころがわからなくなりました。困った(笑)。
 書いてる話、全部そうですが、一回区切りをつけて他の話を書き始めると、そっちに全部持っていかれてなかなか続編書く気にならないんですよね。脳が戻らないというか。んで、結果放置になる。
 多分、まだ直桜と護を書いていたい気分なんだろうなと思います。そもそもがこの話、文字数とか考えずに好きなだけ無駄な描写も書いてしまおう!と思って書き始めた話だから、余計に終われないのかもしれない。
 軽い気持ちで混ぜ込んだ日本神話や神道系のネタだったのに、割とがっつり使う羽目になったり、自分的には面白いけど、読んでる人には面白くないかもなと思いながら書いています。呪術・呪詛系に関してはあんまり詳しく書いちゃうと某ジャンプ漫画のパクリだと思われてしまうので、そこそこに留めています。
 最初は直桜と護、二人だけの世界だったけど、直桜が惟神という立場を受け入れて、その道で生きていこうと決めた途端に周囲に人が溢れてきましたね。13課の面々はまだまだたくさんいます。
 今のところ、護に好意的な人しか出てきてないけど、護のこと大嫌いな人も13課にはたくさんいるので、話が進んだらそういう人たちも出てくるだろうなと思います。
 性格悪い人書くのが大好きですが、今作の槐さんは本当に嫌な人ですねぇ。でもまだソフトタッチというか、もっと嫌な人になってもらいたい。
 書きたいネタは沢山あるので、もう区切るとか考えずに、書きたいように書き殴ってしまおうと思います。
 そういえば、このお話のタイトル、すっげぇわかりずらいですよね。作者も時々タイトル忘れます。最近はタイトル読んだだけで大体どんな話かわかる、みたいなラノベばっかりだから、逆をやってみようと思いました。最初はもっとわかり易いタイトルだったんですけどね。BLのタイトルって何故か格好つけたくなるんです。正直、考え直そうかなとは思うけど、タイトル考えるの苦手だから、このままで良いかとも思っています。一応、意味はなくはないんですよ。仄暗い灯(直日神)が、それぞれに一人(ある意味の孤独)で彷徨っていた直桜と護を引き合せて守っているイメージというかね。
 人の名前とかタイトルとか考えるの、とにかく苦手です。キャラの名前考えるのに数日かかる。そのせいで更新できなかったりする。白雪と剣人の名前考えるのに一週間くらいかかりました(笑)。
 そうそう、白雪と剣人は、本当は違うBL小説の主人公のはずでした。剣人がメイン主人公で白雪がサブ主人公的な。そこには紗月さんが、がっつり登場する予定だったんですよね。もし書くとしたら、スピンオフみたいな感じになるかなぁ。書かなそうだけど。
 実は特殊係13課だけで、別の話(プロット)がいくつかあります。もう13課シリーズみたいにしてしまいたい。そしたら剣人と白雪の話も書く気になるかもしれない。こっちは多分、BLというよりブロマンス系になりそうな予感。ブロマンス系も書きたいですね。
 BLの割にエロ描写が少ない今作ですが(10話に1話あるかないかくらいですねぇ)、良かったら今後もお付き合いください。
 一先ず大きなヤマは越えた。この後をどうするかは、また考えます。
 最後に、こんなややこしい話を読んでくださっている皆様に感謝申し上げます。最近、閲覧数が少しずつ伸びてくれて、本当に嬉しいです。ブクマや評価もありがとうございます。励みになります。書き続けていいんだって思わせてもらってます。今後とも、よろしくお願いいたします。