フタリシオン27話「なくしたもの」更新

フタリシオン27話「なくしたもの」更新しました。

 

お話や時代の裏話を少し、、、

 

 

昔の奉公人はお盆と正月くらいしか休みがなく

それが当たり前で

今のように土日休み、祝日休みとかの感覚はなかったようです。

 

ただ大正時代になるとサラリーマンとか工場労働とかが増えて

少しずつ日曜日が休み、という感覚が広がっていたようです。

なのでこの時代、24時間主人と共に過ごすような

住み込みの奉公人・下女は人気のない職業で

なり手が少なかったそうです。

 

ラジオもまだなかったので

情報は主に新聞から。

華族の色々な情報はよく新聞に載っていて

世間の注目の的というか、

今の芸能人のような扱いに近いものがあったように思います。

なので淑子が亡くなったという情報も小さいですが

恐らく新聞に載ったと思います。

 

それとこの頃の睡眠薬は

バルビツール酸を主成分にしたものと

ブロムワレリル尿素を主成分にしたものの二種類があって

どちらも過剰摂取すると死亡の危険があるような危険なもの。

文豪の自殺にも使用されりして

乱用や自殺目的の服用が問題になったりしたような薬でした。

 

カルモチンはブロムワレリル尿素が主成分の睡眠薬で

1915年に旧武田薬品などが販売して大正時代に普及していたもの、

との記述があったのでチラリと入れています。

不眠や不安の緩和などの効果があるのですが

依存性や大量服薬時の危険性があり

昭和初期には劇薬指定されたとの事です。