あくまでフィクション
思い出したので今のうち記事にしておきます。
拙作『彷徨う人』は19世紀の英国を舞台にしておりますが、時代考証不完全です。
生活様式、服飾、文化、貴族社会などの描写は史実と異なる箇所が多数ありますのであらかじめご了承くださいね。
で、ここからが大事なの。
インナーウェア……下着事情は完全に捏造、嘘っぱちです。
19世紀後半のインナーと言えば、あのユニオンスーツ。
上下が繋がっている、赤ちゃんの肌着みたいなあれです(何じゃいそれと思われた方は“ユニオンスーツ”で検索してみてね)。
紳士も淑女も少年も少女もみんなこれ。バッスルドレスの下もフロックコートの下もユニオンスーツ。
みんな同じでみんないい。いや、良くない。
色気がなさすぎて萎えます(わたしが)。楽しくないんです(わたしが)。
当時のヨーロッパの方々には申し訳ないんですけど!
萎えますから! 捏造してしまいました! ごめんなさい!
作中でインナー事情を詳細に描写しているわけではありませんが、アルフもジュリアンも“これじゃないんだ、良かった”と思っていただければ幸いです。喜びます(わたしが)。
女性の下着はドロワーズと呼ばれるものもあります。
身分の高い方が身につけるものはレースやフリルたくさんで見た目がとても可愛いです。
いつか文章にできればと考えてはいますが、ジュリアンには着せませんからね。
エマならありだな。
以上、夏至直前のひとり言でした。