「商店街の稲荷神社に奉職しました」完結しました

ご挨拶が遅れましたが昨日無事完結いたしました。
読んでくださった方、ブクマ評価拍手感想等で応援してくださった方、ありがとうございます。反省点も多々ありますが、楽しく書かせていただきました。

この後は時代物短編2本とSヤクザ×ボクサーの短編1本書いた後、稲荷神社の番外編を2、3本書き、その後、新しい連載に取り掛かる予定です。
新しい連載は以前から拍手ページからリンクしてる構想中の話のリストにあった、地味名前ラノベ作家コンビ(ベテラン×新人)の話で、たぶん5万字未満になるのではないかと。一応、今話レベルの少なめのエロは入る予定ですが、場合によっては全年齢での連載になるかもしれません。


さて、改めて今回の連載に関して。
このお話は「俺とタロと〜」を書いている時、タロが男同士のやり方は倫(ノリ)さんに教えてもらった、というシーンで、「ノリさん、なんでそんなこと知ってるんだ!」と思ったところから思いついた話です。倫さんの過去を想像してるうちに、それなら今恋愛するならどういう相手か、というふうに話が出来上がっていきました。
俺とタロ連載時から書きたかった話で楽しんで書けたのですが、読者の立場に立ってみるとものすごい反省点の多い作品でもあります。(ちなみに今回のブログはこの後は反省点の話で終わりなので、苦手な方はここまでということで)
中でもひどかったのが、人外攻め神主受けなのに、エロで人外攻めのお約束の数々が全く出せず、神主の装束プレイも全く色気がないという……。
その辺りを期待していらした方には、ほんと申し訳ないです。正直自分が読者で無警告でこういう作品に出会ったら暴れるレベルなので……。連載開始時からエロが少ないことはわかっていたので、あらすじには「エロは終盤」と入れていましたが、書き終わってみてエロが読者の期待に添えない、というのはどう注意書きすれば悩みました。fujossyさんの方はR18タグ入れてないので、そっち方面は期待されないはずだから大丈夫かな?
敗因は耳と尻尾だけの人外攻めではエロに生かしようがなかったのと、受けが色恋に疎すぎたせいですかね。後者は装束エロは攻め視点で書けばエロくなったのかなとも思います。

他の反省点についても理由があってそうしたというところもありますし、書き直してる時間があれば他の話を書きたいので書き直しなどはしない予定ですが、一応思いつく反省点を羅列しておきます。

・神社や神主のことを書き過ぎて、結果恋愛要素が薄くなった。

(でも書いてる方は楽しかった。それとこれでもまだ、結構書くの我慢して細かい設定も削ったんです、これでも)
・中芝が宮司を好きになった経緯がわかりにくい。
(書く予定だった、宮司の娘が稲荷神社に乗り込んできて宮司がそれを追い返すというシーンを削ったことが理由。ただ、このシーンは俺タロの当て馬シーンとかなりかぶるのとBLに女性当て馬は嫌がられがちらしいので、あるのとないのとどっちが良かったのかは判断出来ない。他に好きになるエピソードを作るべきだったかも)
・中芝の倫くんへの馴れ馴れしさが、それまでの宮司との敬意との落差のせいもあって唐突に思える。
(一応エピローグでフォロー済み。作者が「元々攻めを尊敬していたが、結ばれた後はちょっと馴れ馴れしくなったりワガママ言ったりして親愛を露わにする受け萌え」(長い)なので、これは譲れない)
・結婚式のシーンで御祭神夫妻を降臨させるつもりで忘れていた。
(素で忘れてたけど、入れると最初のプロットではなかった指輪の交換のシーンとつじつまが合わなくなるので、このままなしで)