小ネタ集です!(探偵×刑事)
お久しぶりです。
仕事が変わってばたばたしたり、公募に出したい小説を書いて毎日が終わっていきます。
みなさまいかがお過ごしでしょうか。
本編の続きはまだ書けていませんが、小ネタは溜まってるので載せます。
まずイラスト。
いきなりですがR18。
頑張って腰を振るウィルクス君♡騎乗位練習中。
ハイドさんは太ももが性感帯だそうです。
ふたりでどろどろべたべたになりたいな♡なハイウィル。
とろーんとしてるウィルクス君ですが、ハイドさんは完全に「食らう目」。笑
あと、このまえバーでハイドさん×ウィルクス君をイメージしたカクテルを作ってもらったのです!
ちなみに1906年版(追憶版)のふたりで。
めちゃくちゃ感激しました……!
酸味が和らぐのとか距離感とか……!
お酒飲めないのでノンアルコールで作ってもらい……、おいしく飲めました♡
最後に、つい最近書いたこばなし。
酔ってハイドさんを襲うウィルクス君のおはなしです。
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ウィルクスは酔っていた。
「んん、シド、ふぇらさせて……」
ハイドは困った顔でパートナーの顔を見下ろす。ウィルクスはソファに座る夫の脚の間にいた。床にぺたんと腰を下ろし、あまつさえハイドの股間をコットン・パンツ越しにさわさわと触っている。
ウィルクスは真っ赤になった顔と、どろどろにとろけた焦点のあわない目でへらっと笑った。
「シド、あーんしていいでふか……?」
そう言って大きく開けようとしたウィルクスの口を、ハイドは手で塞いだ。
「だめ」と言い聞かせるようにささやく。ウィルクスの頭を撫でて、「もう寝ようね」と言った。
ウィルクスの頭についた、見えない犬の耳がぴくぴく動いた。尻尾はぶんぶん振られている。彼はご主人様に甘える犬のように、ハイドの両脚をがっしりつかんだ。どろりとした目がそれでも欲望で輝く。
「シド、おれと寝てくれるの? しましょう、えっち、し、しましょ!」
ハイドは思わず自分の顔を手で覆った。
「……違うよ、エド。なんにもしないで眠るの。いい子だからね」
「なんにもしないのは、つ、つまらなひです」
「今のぐでんぐでんの状態でしたら、きみは確実に腹上死するか、良くてもゲーするよ。いいのか?」
「し、死ぬのは、いやでふ……」
だろう? と言って、ハイドはパートナーの頭をよしよしと撫でる。ウィルクスの目はとろんとして、口の端から唾液が垂れた。しかし諦めきれないのか、甘えるようにハイドの脚の間にちゅっちゅっと口づける。ハイドは慌てた。
理性が振り切れるのは時間の問題だ。でも、我慢しなければ。エドは酔っ払ってるんだから。
良識で自分を鼓舞し、ハイドはそっとウィルクスの肩を抱いて顔を離させた。ウィルクスはパンツの上から股間を舐めていたため、その部分は布が色を変えていた。
ウィルクスは夫を見上げ、にんまりした。
「シドだって、硬くなってるじゃなひですか」
「な……なってないよ」
「なってます! ギンギンに勃起してう!」
「はしたないよ、エド」
「い、いいんです。おれだって言葉責めします」
「ちょっと違うと思うけど」
「いいんです」ウィルクスはハイドの手をすり抜けて、ふたたび夫の脚の間に顔を寄せた。中心を手のひらですりすりとさする。ハイドの顔がまた少し真顔になった。しかし、穏やかで諭すような口調は変わらない。
「助平なウィルクス君。今日はしません」
「いーやーです」
「悪い子だね。言うこと聞かないとお尻ぺんぺんするよ」
ウィルクスの顔がうっとりととろける。しまった、とハイドは真顔になる。エドはスパンキングされるのが好きだったんだ。
とろけた顔で長い睫毛を伏せ、ウィルクスはハイドの股間にキスを繰り返した。見せつけるように布の上から張った部分に舌を絡め、卑猥な上目遣いでそこを舐める。膨らんだ部分が動く。ウィルクスは男根を上下に扱く手つきをした。口の端から泡が立ち、酔った焦点のあっていない目は、ハイドのことを切なく求めていた。
あああ、もう限界。
ハイドは胸の中で叫び、ウィルクスの頬骨に触れた。頬を撫でると、ウィルクスはぶるっと震えた。だらしない笑みを口元に浮かべ、その目は欲情に支配されていた。
ハイドはウィルクスをソファの隣に座らせると、彼が脱いで放っていたネクタイを手にとった。ウィルクスの目を見て、真剣な口調で言う。
「エド、これでぼくの手を縛って」
ウィルクスははにかんだ。
「でも……はーど、すぎませんか……?」
「いいから縛って」
ウィルクスは言う通りにしたが、酔っているため縛りは甘かった。とはいえ、ハイドの両手首を前で縛る。縛り終えると、ウィルクスは期待のこもった目で夫を見上げた。
ハイドはソファにぱたっと倒れた。ウィルクスが驚いた顔になる。おろおろして、彼の肩を揺さぶった。
「シド? 大丈夫?」
「……ぼくは、このまま眠るから」
目を閉じてハイドが言った。
「起きてたらきみを襲っちゃいそうだから、もう寝る!」
「襲ってもいいんでふよ?」
「だめ、きみがしんどくなっちゃうし命の危険もあるかもしれないから」
「口でヌいてあげまふよ?」
「だ、だめだよ。それだけで終わらない予感がひしひしとする」
ウィルクスはしばらく黙っていたが、急にハイドの上に覆いかぶさった。その体重に、ハイドは「ぐっ」と声を漏らすが耐えた。ウィルクスは彼の体にぐったりと体をあずけ、つぶやいた。
「じゃあ、おれも寝ます」
「よしよし、いい子だね」
「へへ」
ハイドは少し黙り、つぶやいた。
「手が使えないからきみの頭、撫でられないんだ。ごめんね」
「いいんでふ。おれが撫でまふ」
ウィルクスはハイドの頭をよしよしと撫でると、へらっと笑った。
「シド、あいしてる」
ぼくもだよ、とハイドは答えた。ウィルクスはにこにこしていた。その目からぽろぽろと涙がこぼれた。
翌日。
「頭痛いし気分悪いし最悪です。飲みすぎたな……」
一人ベッドで反省会をしているウィルクスの頭を、先に起きて洗濯物を干していたハイドは優しく撫でる。ウィルクスは両手に顔を埋めた。
「きのうの記憶がない……。仕事のことでむしゃくしゃして酒に逃げたのがいけなかった……。迷惑かけませんでしたか? 守秘義務に反するようなことを言ってないといいんだけど」
「大丈夫だよ、エド。きみはいつもどおり可愛く酔ってただけだし、迷惑なんてかけられてない」
ウィルクスは黙り、両手からのろのろと顔を上げてつぶやいた。
「可愛く酔ってた? ……まさかあなたを誘ったりしてませんよね? もしかして、ヤりました?」
「ヤってないよ」
「それならいいんだけど。だって、もし酔ってヤったら、きっとゲロしちゃいますよ。あなたは迷惑かけられても言わないんだから。そういうときは、叱ってくださいね」
わかってるよ、とハイドは言った。真剣な顔でパートナーのこめかみにちゅっとキスする。
「愛してるよ、エド」
なんですか急に、とウィルクスが怒った顔になったのは、猛烈に照れていたからだ。その顔で夫の唇にキスした。
「おれも愛してますよ、シド」
うん、と笑ってハイドは言った。
「二日酔いに効くドリンクがあるんだ。それ飲んだら、今日はゆっくりしてて。休みだろう? それで、具合がよくなったらエッチしようね」
「今日は具合、よくなりませんからね」
そっけなくそう言うと、ウィルクスは微笑んだ。
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ここまでお読みくださりありがとうございました!
ぼちぼちやってます。
また本編も更新したいです。