ようこそ、妖しの世界へ
真っ暗の森の中を進む主人公は、蛍を口に含む不可思議な老爺に出会う。 そして、勧められるがままに甘い水を飲むと……。 情景描写が淡々と進む中、一体どういうストーリー展開になるのだろうと思いながら読んでおりました。 口の中に蛍を含む老爺との出会い、そして使用人との蜜月の日々を思い出しながら、主人公は、その思い出に溺れるように甘い水を飲んでいく描写が美しくも影をさします。 最後の最後、主人公はどんな結末に身を委ねることになるのか……最後の1文字まで見逃せません。 怒涛のストーリー展開に、脱帽でございました! 素晴らしいお話をありがとうございました♪