だって苦しいマジでいたい。矢崎がゆっくり腰を動かす。宗二のは動いてない。動いてないけど苦しいし、熱い。火傷しそうなくらい燃えてるんじゃないかって感じにアナルが熱い。縁が限界以上に広げられて矢崎のが抜けていっても宗二のがまだ挿ってて。 　なに、マジでなんなんだよ。頭の中がパニックでわけわかんねぇし、怖いし、わけわかんねぇ。 　なんで俺の中に、宗二と矢崎のちんこが、二本もっ、て、アッ、矢崎のがまたゆっくりと挿ってくる。 「っ、ひ、っあ、あ」 　わけわかんなくって勝手に声出るし涎が垂れる。どうしたらいいのかわかんなくって涙で歪んだ目に映る宗二にしがみつく。 「んっ、う、う、苦しっ……ッ、んっ」 「もうちょっと待て。段々ヨクなる」 　矢崎が言ってくる。もうちょっとっていつだよ！　って言いたいけど、俺の口から出るのはわけわかんねぇ呻きと涎だけ。 　いまの状況が不安で宗二の肩に顔を埋める。そしたら、なんか、すげぇ、耳に宗二の息が吹きかかってきた。 　荒い息。いつもより呼吸がすっげぇ荒い。ハァハァハァハァって興奮しまくってる。 　その呼吸がむちゃくちゃ熱っぽくて耳に当たってきてゾクゾクした。 「ひっ」 　突然耳噛まれて身体がビクつく。宗二が俺の耳たぶ噛んで、舌を耳の穴に突っ込んでくる。 　耳、食われるんじゃねぇの。 　痛くはないけど宗二の口に耳が含まれて荒い息で舐めまわされる。 　耳の中、あっちい。熱いし、宗二の興奮が耳から入り込んできて、耳から首の後ろのほう行って、そんで背筋までゾクゾクした。 　ぴちゃぴちゃって音が耳に響く。 　なんでこんな興奮してんだよ、って驚くけど、宗二が興奮してるのに興奮した。 「……っ、ひゃ、あっ、んっあ」 　なんかすっげぇゾクゾクして、そんでゆっくりまた挿ってきた矢崎のちんこがまたギリギリまで引き抜かれていく感覚に、ジワっと痛み以外のものが走った。 　目一杯まで拡げられてる俺のアナルの皮膚が引き攣れる感覚と熱に妙な感覚が湧いて勝手に大きな声が出てしまう。 「……へぇ。お前結構才能あるかもな？」 　後ろから矢崎が俺の背中をヤラシイ手つきで撫でてきて、そんで囁く。 　才能って、なんの？！ 　わけわかんないけど、ゾクゾクしてめちゃくちゃ痛いのに、ぞわぞわして宗二にしがみついてたら濡れた耳穴にむちゃくちゃ熱い宗二の呼吸と、囁きが響き渡った。 「ちんこ二本も挿れられて……勃たせんのか、京」 　低く掠れた宗二の声に驚いたら宗二が俺の顔を覗き込む。その目がすっげぇギラギラしてて、さっきまで以上にギラギラしてて、もっと驚いてたら口塞がれた。 　マジで食われそうな勢いで貪るようなキス。 　そして、 「ッ、ふ、ッ、ン！」 　ゆっくりと宗二も腰を動かし出した。 　痛いのに、まじで痛いのに。矢崎と宗二のちんこがゆっくり交互に出し入れしているその動きに、頭の中が真っ白になっていって。 　密着した宗二との間に押しつぶされてる俺の息子がめちゃくちゃ硬くなってることに気づいた。 ＊＊＊