46 / 88
第46話
夕陽side
リョウさんと行為をするようになって、正式にパートナーになったのが2日前。一緒にズル休みした日にパートナーの契約を結んだ。
あれから、3日一度くらいの頻度で行為をしているのに、僕の倒れる回数は変わらずで…。今日も保健室でお世話になっていた…。
「夕陽くん大丈夫ですか?」
「…うん」
「行為はちゃんとしてるんですよね…。それなのにこんなに頻繁に倒れるのは、何か他に原因があるのかもしれないですね…。一度病院で見てもらってはどうですか?」
病院にはいい思い出が無いから行きたくなかった…。リョウさんも、一緒にその話を聞いてくれて、もう少し頻度を上げてみようと言う話になった。
「2日に一回にしてみよう」
「わかったの…」
「不安そうにしなくても大丈夫だ。安心しろ」
そう言って頭を撫でててくれる。頻度を上げてダメだったら、頻度を下げてみて、どれくらいが適切なのかを一緒に探ってくれるみたい…。
「とりあえず、今日の昼に一回試してみるか?」
「うん」
「それじゃ、昼に生徒会室にきてくれ」
「わかった!」
一限目は保健室で休んで、次の授業からちゃんと受けて、お昼になるのを楽しみ待っていた。
ともだちにシェアしよう!