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第45話
冷夏side
あの日から俺は稔先輩に付きまとうようなった。そうしていると、次第に噂が流れ始めて、告白してくる人も減ると思ったから…。
ただ、誤算だったのは、その噂で稔先輩がどんどん痩せていってしまったことだ。
「稔せ〜んぱいっ!お昼食べましょ〜!」
「……行きますよ」
「は〜い!」
噂が自然消えても、お昼は一緒に食べるようになった。初めは噂を消そうとした稔先輩だったが、いつの間にか、絆されてくれたみたいだ。
人に見られるのは嫌らしく生徒会室で二人きりで食べているのだが……。
「おや、先客ですね……」
「えっ?先客⁇」
「稔。ああ、そうか…。今から昼か」
「あ!ゆうっちじゃん!」
そこにいたのは会長さんと、ゆうっちこと、
編入生の夕陽くん。俺が勝手にあだ名を付けた
ゆうっちって感じがして可愛かったから⁇
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