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第48話

夕陽side ガラガラとドアの開く音が終わると、誰かが中に入ってくる足跡が聞こえた…。 「おや、先客ですね……」 「えっ?先客⁇」 聞いたことある声が聞こえてきて、ちょっと、落ち着いた…。この声、稔さんの声だ。 あと一人は聞いたことあるけど思い出せない… 振り返ってみると、ドアから入ってきた二人が目に入る。あの子、僕知ってる…!同じクラスの子だ!優しい子!! 「稔。ああ、そうか…。今から昼か」 「あ!ゆうっちじゃん!」 「……冷ちゃん…?」 「そうそう!覚えててくれたんだ〜!嬉しい!今から稔先輩とご飯食べるの〜。一緒にどお?もちろん会長さんも一緒だよ!」 「うん…、たべる…」 驚き過ぎて目が覚めてしまったのと、ご飯と、聞いてなんだかお腹が空いてしまった…。 みんなでお弁当を広げるんだけど、みんなの お弁当はとても彩が良くて綺麗だった。僕のはおにぎりだけ。それも丸っこくなっちゃった… 「ユウ。その おにぎり、自分で握ったのか?」 「うん!そうなの!」 「ゆうっちのおにぎり可愛い〜ね!」 「ありがと、なの……。えへへ…」 褒められたのが嬉しくてリョウさんの方を向くと "良かったな" と頭を撫でてくれたのだった。

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