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第179話*
「ん?!……ぅ……!」
猛っていた熱がいきなり外の空気に触れて、スースーする。
いま、キスをしているからまだそれは見られていない。
恥ずかし過ぎて、どうにか自分のズボンを引っ張るけれど、景の右手で頭を支えられながら激しく口内を犯されて、どんどんその力も抜けていった。
「は、あ……ッ」
ようやく唇が離れた時にはもう遅かった。俺のそれは、バッチリ景に目撃されてしまった。
「修介、ここ、凄いことになってる」
「っ」
自分でもビックリするくらい、ものすごく興奮してしまっていた。まさかこんなにまでなっていたなんて。
身体中が燃えるように熱くなって、両膝を曲げてその場所を隠した。
「ごめんっ!俺っ、めっちゃ恥ずかしいっ!」
「謝んないでよ。嬉しいよ。僕ので感じてくれたんでしょ?可愛い……触ってもいい?」
「だっ、駄目……ッ」
俺はかぶりを振り続けた。
けど景は俺の話なんて全く聞いてなくて、右手をこちらに伸ばしてそれをキュッと優しく握って、緩く上下に動かした。
「あっ…や…だっ……!」
一人でしてる時とは雲泥の差で、触れられた瞬間に全身に鳥肌が立った。
景の大きな掌は俺のモノを包み込むには充分すぎるほどで、ヒンヤリとしていて冷たかった。
きっと俺のモノが熱くなりすぎてるんだ。
さざ波のように快楽が押しよせて、呼吸するのもやっとで、景の動く右手首を左手で掴むけど、動きは止めてくれない。
「ちょっ……と、まっ…て……!」
「待たない。修介、やらしい顔してる。すっごく熱いよ、ココ」
景は、なんではじめからそんなに余裕なの?
俺は少しでも気を抜いたら達してしまいそうになるのに。右手で思い切りシーツを握り締めてないと、どうにかなっちゃいそうで。
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