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第266話*
景の唇が離れていくと同時に、ズボンの下で完全に天を向いている中心に手を置かれたから声が漏れた。
「あっ……」
「ふふ。今ので、興奮した?」
「う、うん……」
素直に頷けば、景は指を立てて膨らみの上を往復させる。
「はぁ……っ」と熱っぽい吐息が漏れた。
どんどん敏感になって、景の指の動きに合わせて勝手に腰が揺れてしまった。
「ベッドに行こうか?でも、修介の手の怪我が悪化したらやだな」
独り言みたいに言う景は、何かを閃いたようにニコッと笑って、立ち上がらせた俺のズボンのチャックを下に降ろした。
「下脱いで、僕の上に乗ってごらん」
「えっ……ここで、するん?」
「うん。今日は明るいところで。修介の顔がよく見えるここでね」
ちょっと意地悪く言う景は、スルスルと俺のズボンと下着を降ろして、足首からひっこ抜く。下半身だけ何も身に着けていない格好は、かなり恥ずかしい。
しっかりと露出されたソレを景にじっと見られると、顔から火が出そうになる。
でも、嫌だとは言わなかった。景にたくさん迷惑を掛けてしまったから、今日は彼の言いなりになろうと思ったのだ。
言われた通り、ソファーに座る景の体に恐る恐る跨ってみる。
お尻に景のジーパンの生地が擦れて少しビクっとなったけど、ゆっくりと体重を掛けて座った。
「手は僕の背中に回して。力は入れちゃだめだよ。また痛めちゃうからね」
頷いて、景の首の後ろに手を回して、またキスをした。
なるべく手首は楽にするように心がけながら濃厚なキスを味わっていると、景の手が俺のを優しく握って、人差し指の腹で先端の蕾をトントンと叩いた。
「ん――……」
「あ……もう濡れてる」
水滴みたいな透明な雫が先端からぷくっと滲み出ている。
それを周りに塗り付けるように、くるくると円を描かれた。
「あ――……」
景の肩口にもたれかかるように、顔をそこに付けて快感に悶える。
開いた足が言う事をきかなくて、何度もビクンと跳ねさせた。
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