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第53話

佐々木兄弟との昼休みは、思った以上に楽しかった。 弟クン、もとい雅人も、思った以上にいい奴だった。 そして、雅人(コイツ)も、予想どおりのブラコンだった。 「そろそろ、休み時間終わるな」 「そうだね」 双子が腰をあげたので、俺も一緒に腰をあげる。 「じゃあ、俺、このまま家庭科室に行くから」 「ん、分かった」 そう言った雅人は、屋上から4階に下りると、そのまま家庭科室に向かった。

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