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第4話

流れる音楽だけが聞こえる車内それもロック 「 好きなんですか?」 「あぁ」 また沈黙信号で止まった。を繰り返すうちに店に着いた。 ここ高いよなって思うような外観だった。車を止め乾さんが、歩いて行くから付いて行った。 「いらしゃいませ」 「予約してた乾ですが」 「乾様こちらへ」 通られたのは個室だった。 「お飲みものは、どうされますか?」 「俺に遠慮せず飲め」って言う乾さん 「控えてるんです」抑制剤の効きが悪くなるからだ。 「温かいお茶を2つ」 「わかりました。」と言いドアを閉めたスタッフ 「庭綺麗ですね。」 「季節で色んな花が咲く」 「失礼しますお料理をお持ちいたしました。」 セッテングして火を付けて「何かご用がございましたらお呼びください」と言いスタッフが下がった。 二人きりになった。 「実は、僕オメガなんです。って言ったら乾さんはどうしますか?」 「変わらんむしろ嬉しいかも知れん。」 「乾さんαなんですか?」 「そうだが」 「ごちそうさまでした。いくらですか?」 「助けて貰った礼だ気にするな」 「はい。」 車に乗り駅まで送って貰った。 「送って頂いてありがとうございます おやすみなさい」 「おやすみ きよつけて帰れよ」 と別れた。

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