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第7話
それから俺は、早速行動に出た。稜來の奴は、2年前に同性のオメガと番になり世帯をもち
半年前に子どもが、産まれた父親だ。嫁の調子が悪いから子どもの為に休むと言い連絡が、くる。オメガ男性には、産休が認められている。α、βの男性の育休を推進していきたい。
「番たいオメガを見つけた落とすのに知恵をくれ」
「ついにですかあのことも知っているのですか?」
「あぁ」
稜來は、中学時代からの友人だ。虎になる事も知っている。初めて見られたら他人が、稜來だった。
稜來は、確か番になるまで3年の月日がかかったはずだ。
「駆け引きですかね。じわじわと落とすでも次の発情期の時に項噛んでって言われた時は、一生離さない守るって思いましたね。」っ言いながら結婚指輪を撫でている。表情が柔らかい。無意識だろうが言わないことにしょう。
「わかった。」
「落としたら連絡下さいよ悠斗」と言った。
1つ目デートに誘うため仕事に精を出してやった。2週間海外出張やったら、土日は仕事の連絡するなと言い車を降りた。
21時頃に迅にかけた。
4コール目で「はい」と迅の声がした。
「明日明後日予定ないか?」
「土曜日の午前中は、病院に行くので昼からと日曜日なら大丈夫です。」
「わかった。13時位で良いか?病院に迎えに行く。」
「はい。わかりました。」
最寄り駅~竜胆総合病院って調べれば出てきた
9時位に着いて着替え病棟に上がった。
12時30分まで仕事をして出た。
お疲れ様です。って看護師たちお疲れ様って言い服を着替え正面玄関の所で待っていた。
1台の車が、止まった。暑かったのか窓が空きっぱなしだった。助手席に座りベルトをしたら動いた。昼は、蕎麦を食べた。
車を止め少し歩き着いたのは百貨店。「スーツ1着プレゼントさせて本当は、フルオーダーのをって思ったけど時間がかかるから」止め言う乾さん。それから紳士服フロアに着いた1軒のテナントには入って行った。聞いたことのあるヨーロッパのブランド。
「いらしゃいませ 」
「彼にスーツ選んで」って言い乾さんは、椅子に座ってしまった。しばらくて
「乾さんどうですか?」
1式着た迅が、試着室から出てきた。
「うん。これ下さい」
「ありがとうございます。裾上げに15分程お時間下さい。」
「わかりました。」
僕が試着室から乾さんの元に戻るまでに会計は、終わっていた。
次は、靴。同じフロア内の革靴専門店へ
「いらしゃいませ。乾様」ここには、よく来ているようだ。店員が、名前を覚えている。
「欲しいの1足選べ」と言い乾さん自身も見ているようだ。店員のアドバイスもヒントにしながら1足選んだ。ちゃんと手入れをしたら3年は、履けるみたいだ。スーツを貰い車に戻った。
稜來(りょうき)は、現悠斗の秘書です。
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