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第4話

「痛い! 痛いにゃ!」  トラが腰を動かす度に、ちんちんに生えたトゲでお尻がヒリヒリ痛くなる。裂けてしまいそうで怖かった。 「乳首吸ってやるから、仰向けになれ」 「おっぱい吸うと、お尻痛くなくなるにゃ?」  抜こうとすると痛みが増すので、トラのちんちんを挿れたままゴロンと仰向けになる。   お腹を見せると落ち着かない気分になった。隠そうとしたけど、トラの手で阻まれる。  トラはおいらの毛をかき分け、乳首をぺろぺろと舐め出した。ざらりとした舌で擦られると尻尾の先までぞわぞわしたなにかが駆け抜けていく。乳首をチューチュー吸うから、時々チュポンと変な音がした。 「ふぇっ、おっぱいジンジンするにゃぁ」 「乳首もちんちんも硬くなってきた。お前、自分で弄ってただろ」 「なんでバレてるにゃ! おいらの家を覗いたのかにゃ!」 「反応が良すぎるからだよ。つーか、覗いたら見えるような場所でおなにーするな。飼い主にバレたら怒られるぞ」  トラの歯が乳首に当たって、体がビクンと跳ねた。変な声が抑えられない。 「ふにゃっ、あっ、んっ……。もう、怒られたにゃ。クッションにちんちんゴシゴシしてたら、汚しちゃダメって怒られたにゃ……」  いつもは優しいご主人さまに叱られたことを思い出し、悲しくなった。自分で乳首をチューチューしてたら、慌てて病院に連れて行かれたこともあった。気持ちいいからしてるだけなのに、変なプラスチックのやつを首につけられたことを思い出して切なくなる。 「ふぁっ、トラ……乳首チューチューしたらダメにゃ。自分でも触りたくなっちゃうにゃ。そしたらまたご主人さまに叱られる。ご主人さまにいらない子だって言われたら、おいら生きていけないにゃ」  トラと違い、一人ではとても生きていけそうにない。外の世界はおさんぽするくらいがちょうどいいのだ。それなのに気持ちがよくて、これ以上されたら言いつけを破ってしまいそうな気がする。 「我慢できなくなったら俺がしてやる。だから自分ではするな」  おっぱいを一つずつチューチュー吸われて、どの突起もプックリ赤くなってきた。熱くて、ジンジンする。もっと舌でこすってほしい。ちんちんもムズムズしてきた。  トラの顔におっぱいを押し付けると、トラは意地悪な顔で笑った。 「飼い猫のくせに淫乱だな」 「いんらん……?」  トラは時々、難しいことを言う。野良のほうが早く大人になれるんだろうか。 「すけべってことだよ。年増の雌猫よりすけべで、そんで可愛い」 「褒めてるにゃ? けなしてるにゃ?」 「褒めてる」 「ならいいにゃ。……本当にトラがチューチューしてくれるにゃ?」  おいらはプックリした突起を肉球でこすった。 「うにゃっ、あっ、」  少し触っただけなのに、マタタビを嗅いだ時みたいに頭がとろとろになる。  ご主人さまに叱られるかもしれないのに、自分で触るのがやめられない。おっぱいだけじゃなくちんちんにも刺激がほしくなってきた。おそるおそる手を伸ばすと、肉球にぬるっと透明な液がついた。 「トラ……ちんちんも弄ってほしいにゃ」  皮の上からごしごしして刺激をねだる。トラのおいらを見る目付きが急に変わった。

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