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人間と、ごく僅かな権現様の化身ともいわれる人ならざぬ者(獣人(けものびと))が共存していた。 この世の人間は男性と女性という分け方以外に、『雄蕊(おしべつまりα)・うてな(β)・雌蕊(めしべつまりΩ)』の三つの性がある。 雄蕊は身体能力や容姿、知力に優れ、戦国大名として名を轟かせている者もいる。うてなは平均的な人間、大多数を占める。 そして、雌蕊は最も数が少ない。 発情期を持ち、甘い蜜の匂いを放ち雄蕊を虜にする。男性でも身籠る事が出来る。

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