38 / 49

37.『時の流れ』

鼻柱が赤くなり、白い息が吐き出される。 マフラーの口元に霜付く寒さを超えて、ふと視線を上げる。 あっという間に感じた。 もうこんなに可愛い花が沢山の蕾を付けているんだと、柔らかく笑った。

ともだちにシェアしよう!