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Bonus track

───Bonus track─── ※こちらはその後のお話となっておりますが、 リバが地雷の方は回れ右 でお願いいたします。   「ごーめん、哲平。遅くなった……担当してた宴会が時間押してさぁ。そのあとあっちの担当に掴まってなかなか離してもらえなくて」  玄関のドアを開けるなり、その理由を律儀に説明しながら靴を脱ぐ悠介を「お疲れ」と出迎えるのにも随分慣れた。 「いいよ、そんなん。少し飲むだろ? つまみ用意しとくから、先に風呂入って来いよ」 「うん。サンキュ」  そう答えた悠介が、洗面所で軽く手洗いをして、そのままバスルームに消えて行くのを気配で悟り、哲平は食べ散らかしたままだったテーブルの上を片付けた。  悠介の仕事柄、その担当した案件により時間が読みにくいのは哲平とて理解している。  哲平が悠介のマンションに訪れるのは、週に一度か多くて二度。お互いサービス業ということもあり週末に休みを取ることは難しいが、平日なら休みを合わせることもできる。  休みの前日に悠介の部屋に寄って、そのまま泊まって翌日の夜まで一緒に過ごすというのが最近では当たり前のことになっている初夏。悠介と付き合うようになって三カ月が過ぎていた。この部屋の間取りにも、匂いにも、空気にも、最近では自分が違和感なく馴染んでいるように思う。  悠介が前の恋人と付き合っている時に使っていたであろうありとあらゆるものが、いつの間にか少しずつ新しものに変わっていたのに気づいたのはほんの少し前のこと。自分にそれを気づかせないようにあくまで自然に切り替えていたのはたぶん悠介の気遣いだ。  悠介が風呂からあがるタイミングを見計らって冷えたビールを冷蔵庫から取り出していると、 「哲平。俺にもー」  と、髪を拭きながら下着一枚でバスルームから出て来た悠介が、哲平の手から今取り出したばかりのビールを攫ってニヤと笑った。  風呂上がりの悠介の肌は上気していて、骨張った体つきは自分と同じ男だと分かっているのに、少し線が細くて色気がある。 「哲平……なんか目がやらしい」  奪ったビールを一口飲んで、その口元を手の甲で拭った悠介が上目づかいで哲平を見つめた。 「そんなこと……悠介がそんなカッコでうろうろしてっからだろ」 「こんなんいつものことだろ」  そうなのだ。悠介が風呂上がりにこんな格好で部屋をうろつくのはよくあることだ。  以前はさほど気にも留めなかったこの行為が、最近哲平をやけに刺激する。  悠介と付き合い始めて、身体を重ねるようになって、悠介のこれまで知らなかった顔を知れば知るほど動揺が大きくなっているのだ。  付き合い始めの頃は、どちらかといえば逆だった。意識されているのは自分のほうだったのに。いつの間にか形勢逆転している。 「もしかして俺の裸に興奮した?」  悠介が風呂上がりの上気した身体を哲平に押し付けた。  熱いくらいの身体の熱と、爽やかなシャンプーの香りになんだか頭がくらくらする。確かに興奮しているのは事実だ。悠介に触れたくて仕方なくなっている。 「……おもしろがってからかうなよ」  哲平が抗議すると、悠介が哲平に近づいて腕を伸ばして哲平の右頬を包み込んだ。頬に温かな熱が伝わる。 「なんて顔してんの。俺のほうが勃ったわ」  そう言った悠介が、左手に持っていた缶ビールをカウンターに置いて、今度は両手で哲平の頬を包み込んでほんの少し背伸びをして唇を重ねる。悠介の舌は飲んだばかりのビールでほんのり冷えていて苦い味がした。  一度スイッチの入った悠介は、欲望に対して貪欲だ。唇を離すと、小さく首を傾げて誘うような視線を哲平に向ける。  その視線はとても挑発的で、哲平はその挑発に抗う事ができずに、悠介の身体に手を伸ばすと、悠介がすでに熱を持った身体を哲平に押し付けた。  そのままもつれるように寝室に移動して、勢いよくベッドの上に倒れ込んだ。そのはずみで悠介が上から押し倒すような形になり哲平はそんな悠介の身体をしっかりと受け止める。 「いてて……悠介、危ねぇって」 「大丈夫だよ。哲平が受け止めてくれたし」  そう言ってふっと笑った悠介が、哲平の上体を押さえつけるようにのしかかる。 「重いよ」と哲平が抗議すると「重くしてんだよ」と悠介が笑った。  付き合うようになってから悠介は昔のような弾けるような笑顔をたくさん見せてくれるようになった。哲平にはそれが何よりも嬉しいことだ。 「シよ」  悠介が哲平に跨った状態のまま、哲平のシャツを脱がしにかかる。哲平自身も悠介が服を脱がしやすいように身体を動かすと、なぜか頭が抜けたところで悠介にその動きを止められた。 「ちょ、悠介これ……」 「いいからいいから」  腕を脱ぎかけのシャツによって拘束された状態で、悠介が少し強引に唇を重ねる。 「ん……っ、」  薄く開けた口から悠介の舌がするりと入り込み、哲平の口内をその端から端へと隅々まで舐めまわす。内側の粘膜を舐め、歯の列をなぞるように動く舌はやがて哲平の舌を捕まえ激しく吸う。  悠介のキスは、その外見のクールさとは違いとても情熱的で、どこか荒々しい。口の中全てを犯されているような感覚に身体中がゾワゾワとして、興奮が高まっていく。  唇を離した悠介が、満足げにとろりとした表情を向けた。こういう時の悠介の顔はとんでもなく厭らしくて、その顔を見ているだけで哲平の欲情も高まってくる。 「手……このシャツ取ってくれよ」 「やだね。たまにはいいだろ。こういうのも。てか、前おまえも俺にしたろ?」  そういえば──。  いつだったか、そんなことがあったな、と哲平もそのことを思い出した。 「最近、哲平の好きにされてばっかだし。たまには俺が哲平を自由にしてもいいと思う」 「……えぇ、なにそれ」  確かに、悠介を抱くことを覚えてからというもの、悠介の本来のエロさも相まって哲平が自分を抑えきれなくなって、まるで暴走するように悠介を抱くことが増えている。  どちらかといえば、セックスに対しては淡泊なほうだった。もちろん人並みに性欲はあった。以前は彼女のほうからスキンシップを求めてくることが多かったからなのか、自分から触れたくて、抱きたくてどうしようもなくなるみたいなことがなかったが、悠介と付き合うようになってから、自分の欲の未知数さを恐ろしく感じる事すらある。  触れても触れても足りない。抱いても満足しても、またすぐに抱きたいと思う。  自分の中にこれほど強い欲望が隠れていたのかと、信じられないような気持ちになるのだ。 「哲平にわけわかんなくなるくらい激しくされんのも好きだけど、俺がおまえのこと気持ちよくしたっていいだろ?」 「いやいや……俺、充分気持ちいいよ。正直悠介抱いてるとき気持ち良過ぎて頭真っ白んなってるし」 「じゃあ……今日はちょっと趣向を変えてって事で。な?」 「……」  結局、断り切れなくて押し切られてしまうのは、悠介の「な?」という魔法の甘えに弱いからだ。  普段は大人っぽくてクールな悠介のこんな甘えた顔、幼馴染みだった頃には見たことがなかった。当然自分に対する気持ちを抑え、うちに押し込めていたという部分があったのが大きかったのだろうが、その感情を素直に出してきた悠介のおねだりの破壊力といったら哲平にとっては相当なもの。  元々綺麗なすまし顔を緩ませ、嬉しそうな笑顔を向けてくるとか本当に狡い。 「悠介狡りぃよ。そんな顔してねだられたら、断れない」  哲平が渋々返事をすると、自身の主張が通ったことに満足した悠介が、益々嬉しそうに微笑んだ。  悠介が哲平の上に跨ったままずると足の方へ下がり、哲平の部屋着のズボンを摺り下げた。その瞬間、下肢が空気に触れ一瞬ひやりとする。 「なんだ。哲平も勃ってんじゃん」 「──っ、悠介が厭らしいキスするからだろ」 「そりゃ、するよ。哲平を誘惑するためだったらどんなことでもする」  そう言った悠介が哲平の下着を勢いよくずらし、すでに硬くなっている哲平のものを握るとその先端を口に含んだ。 「──っ、悠介」  口先で吸い付いて、舌で先端を転がすように舐めて、また吸い付いてを繰り返す。  そのまま深く咥えられたかと思うとまた強く吸い上げられる。強烈な吸引力にまるで身体中に電流が走ったようにぞくぞくとした感覚が駆け巡る。 「……待っ、あ、」  変な声が出そうになって思わず息を詰めると、悠介がその刺激を強め、哲平の臀部に手のひらを這わせた。そのまま悠介の手がそろりそろりと動いて哲平の尾骶骨を通り、指をその下へと滑らせていく。 「ちょ、悠介っ! ……」  哲平が身をよじると、悠介がようやく口に含んでいた哲平のものを離し、顔を上げた。 「なんで? 哲平いつも俺の弄るじゃん」 「それは……っ、」  悠介が気持ちよさそうにするというのもあるが、コトを致す前にじっくりゆっくり解して悠介の身体に少しでも負担を少なく、と思ってのことだ。 「俺も哲平の弄りたいなぁ」 「ひ、必要ないだろ」 「なくはないよ。俺だって、哲平がどんな反応するか見てみたいし、できれば抱きたいと思ってるし」 「──は⁉ 俺⁉」  思いもよらない悠介の言葉に、哲平は目を見開いた。  悠介が、自分を抱く? 聞き間違いかと思ったが、確かに抱きたいと言ったような? 「や、何言って……無理無理無理!!」 「無理って何だよ。まぁ、哲平は元々ノーマルだから男に挿れられんのより、挿れるほうがまだ抵抗少ないかな、と思ってたのはあるけど」 「──だって、悠介抱かれる側だったって!」  確かに、以前の恋人もそんなことを言っていたし、悠介はそっち側を好んでいるからだと思っていた。 「まぁ、そうなんだよ……これまでは確かにね」 「……だったら!」 「けど、そういう気持ちが芽生えちゃったんだよ。おまえに抱かれんのも好きだけど、俺だって哲平抱いてみたいよ」  男同士のセックスに少しも抵抗がないわけじゃなかった。けれど、悠介とならその抵抗感というものはほとんど感じなかったし、自分が抱く側ならこれまで経験したセックスとさほど差がなかったし何も問題はなかった。  だが、自分が逆の立場になると考えると、未知への恐怖感というものが多少なりとも湧き上がる。  悠介がしていることを自分ができないわけではないだろうし、抱く方と抱かれる方では男同士の場合やはり受け側に負担が掛かるのもなんとなく感覚で分かるようになってきたこともあり、このまま悠介ばかりに負担をかけ続けるのも、と考えると──。  頭では分かっているが、自分が逆の立場になる可能性があるなんてことも、まさか悠介がそれを望んでいるなんてことも、哲平は今の今まで考えたこともなかった。 「哲平の嫌がることはしないよ……」  ついさっきまで自分のものを咥えていた生々しさを伴った厭らしい顔で、小首とか傾げてくんなよ。そんな顔してねだられたら文句のひとつも言えなくなる。 「ごめん。やっぱ、嫌か」 「嫌……っていうか、考えたこともなかった」 「一度も?」 「一度も! どうしても無理とか、そういうんじゃない……けど正直抵抗はあるからな」 「分かってるよ」  そう答えた悠介が再び哲平にキスをする。さっきまでの少し荒々しいキスとは打って変わった優しいキスで哲平を溶かし、首筋に、鎖骨に、胸にそっと唇を落としていく。  そうして上体に十分すぎるほどの愛撫を施しながら、悠介は再び哲平の昂りを握り、自分も下着をずらしてその昂り同士を擦り合わせる。  すでに互いの昂りから先走りが溢れていて、その先走りが潤滑油となって、悠介の手の中で互いの昂りがぬちゃぬちゃと厭らしい音を立てる。 「……っ、ふ、あ」 「哲平……気持ちいい? 俺、すげぇ気持ちいい」  悠介の声が耳元で響き、悠介の手の動きに合わせて身体が揺さぶられる。次第に息が上がり、悠介の声にも熱がこもっていく。  身体の中心に熱いものが集まって、はち切れそうになる感覚に声を詰めると、悠介がさらに手の動きを早めていく。 「ふっ、ん、はぁ……はっ、あ」 「ヤバい……マジ気持ちいい。哲平、ぇ」 「俺、も……ヤバ……」  普段、主に快感の主導権をにぎっている自分が、その主導権を相手に奪われることによってこんなにも心許なく不安な気持ちになることに驚いた。 「悠……もう、いっ……ああっ!」  限界に達した身体が欲を吐き出したのは、自分も悠介もほぼ同時だった。  荒く乱れた息のまま、悠介を見つめると悠介がゆっくりと身体を起こして吐き出された欲にまみれた手をじっと見つめた。 「悠介……?」  悠介が哲平の身体の向きをうつ伏せに変えて、臀部に触れたかと思うとその手を滑らせ、潤んだ指先を尾骶骨の先へ伸ばした。 「……そこっ、」 「ちょっとだけ……触らせて? 痛い事しないから、絶対」  悠介の懇願するような声に、哲平はもう抵抗はしなかった。 「哲平の、弄らせて」  自分が悠介を気持ちよくしたいと思うのと同じように、悠介も哲平を気持ちよくしたいと思っていることがその息遣いや熱っぽい声で十分に伝わって来る。  自分の手で相手の快感のポイントを探りたい。自分が与える刺激によって乱れてぐずぐずになっていく姿を見たいという気持ちは、分かり過ぎるほど分かる。  悠介の指があてがわれた瞬間、つぷ、と強烈な異物感を感じたが、痛いとは思わなかった。けれど 「ゆ、指……なんかゾワゾワする」  これまで経験したことのない、言いようのない感覚に身体がどう反応していいか分からないように小刻みに震える。 「ごめん。嫌……? 哲平のここ凄い熱くて……指に吸い付いてくるから、もうちょっと弄ってたいんだけど。やめたほうがいいか?」  耳に熱くかかる悠介の息と熱っぽい声が、やけに切羽詰まって聞こえた。 「哲平に酷い事したいんじゃない」 「わ、分かってる……」  そんな声で、言われたら──。 「分かってるから。いい……悠介の好きなようにすれば」  悠介の気持ちは分かり過ぎるくらいに分かる。  自分が悠介を好きで、、触れたくて、抱きたくて、少しでも気持ちよくしたいと思うように、悠介も自分を──と思えば、悠介のその気持ちを拒絶なんてできるわけがない。 「悠介……俺、最後までできっか分かんないけど。もしかしたら途中でやめてくれって止めるかもしんないけど。それでもいいなら──」 「もちろんだよ。俺だって、哲平苦しめたいわけじゃない……絶対無理させたりしない」  そう答えた悠介は、時間を掛けてそれはゆっくりと哲平の身体を解した。それこそこのまま身体が溶けてしまうのではないかと思うほど、甘く──。  正直、抵抗がなかったかと言われれば、ありありであったわけだが、悠介の細くて長い指でそこを優しく解されていくのは思ったほど悪いものでもなく、自分がされてみて初めて分かることも多々あり、今度悠介にするときは目一杯優しくしなきゃ、なんてことを薄ぼんやりと頭の中で考えていたりもしたのだが、結局そんな余裕はなくなり。 「……ぅあっ……やぁ、ん」 「哲平、平気か? 抜く?」  本気で心配そうに訊ねる悠介に、益々愛おしさが溢れた。 「……バカ。そこまで挿れといて。大丈夫だから、そんな顔すんなよ」  結局、どっちがどっちかなんてことはあまり重要ではなくて、悠介とこうして肌を重ねているこの時間がなによりも幸せだということで。 「本当に、いいの?」 「いいよ。腹くくった」  哲平が答えると、悠介が心底ほっとした顔で嬉しそうに微笑んだ。 「じゃあ、いくよ、奥まで」  そう言って哲平の額に優しいキスを落としてから、哲平の身体の向きを変えさせて、それは慎重にナカに挿って来た悠介は驚くほど雄々しい「男」の顔をしていた。 「……ぁああ、も………あぁ」  ただ恐ろしかったのは、自分の口から信じられないような声が出ることを知ったのと、それを見た悠介が、これまで見たこともないくらい嬉しそうな顔をしていたこと。  与えられる刺激に、身体がひくひくと痙攣し、決して気持ち悪いとか嫌だとかいうわけではないのに、わけがわからない感覚に涙が出た。 「ん……、あ! っあ、あ、ダメそこ……」 「ここ、イイだろ? 俺も好き。哲平いつもここ攻めてくんじゃん? 頭飛びそうになる」  悠介に突かれている間、悠介もここが気持ちいいんだな、とか抱かれてみて分かる発見なんかもあって、悪くはなかった。 「哲平、気持ちイイ? 腰、揺れてるぞ」 「……わ、わかんね……ぅん……っ、ふ、あ」 「哲平、その声も顔も可愛い……マジで」 「──やめ、それ」  悠介のようにきれいな顔した男に使う言葉としてなら分かるが、自分のような男にはあまりに不似合いな言葉だと思う。 「めちゃくちゃ可愛いよ。──てか、おまえだって俺にいつも言ってんじゃん」 「そ、れは、悠介が本当に可愛いから……!」  欲情し、哲平の身体をこれでもかと強請る悠介の可愛さは尋常ではない。  これまでセックスにどちらかといえば淡泊だった自分が、一晩に何度も悠介を求めてしまうほどだ。 「同じだよ。哲平が俺にそんなふうに思うのも、俺が今おまえのことめちゃくちゃ可愛いって思うのも。──それが、好きってことだろ」    *  *  * 「やーべぇ……死ぬ」  未知の経験が済んで最初に哲平の口から出た言葉はこれだった。  ベッドの上に横たわったまま身体がだるくて身動きが取れない。哲平が動けない間、悠介が甲斐甲斐しく哲平の身体を拭き、情事のあと処理的なものを全て済ませてくれた。 「優しくするって言ったのに、結局無理させちゃったな……」 「いや。悠介は優しかったよ、凄げぇ」  自分が悠介にしているセックスよりは何倍も。自分が普段どれだけ悠介の身体に負担を掛けているのか身をもって体感した感がある。 「悠介、ごめんな。いつも負担かけて……」 「なんだよ、急に? 負担とか思ったことないよ。言ったろ? おまえに抱かれんの好きだもん」  そう答えた悠介が哲平の髪をそっと撫でた。温かな手が何度も髪を梳くその感覚が心地いい。 「哲平、好きだよ」  悠介が哲平の髪を撫でながら言った。 「うん、俺も」  このままずっと一緒に居られたらいい──。  くだらないことで笑い合って、喧嘩して。おっさんになってもジジイになっても。  ずっとこうやって抱き合って愛を確かめ合うんだ。  そう、互いの命が尽きるまで──。 -end- こちらまで読んで頂いて 本当にありがとうございました❀.(*´▽`*)❀.    

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