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第1話
「指揮者は有村くんで、ピアノは春日さんで問題ないよねー?」
「よろしく」
「よろしくお願いします」
クラスがざわつきながら来週の水曜日の合唱祭の指揮者と演奏者が決まった。他は歌いながらパート分けをするみたいだが、男は一纏めにされるので問題はない。それとなくやって、影の薄い僕はついていくだけだ。
練習1日目(月)
「男子!ちゃんと声出してよ!」
指揮者の有村くんは人気者で女子がすごく味方する。僕たち男子はすごく立場が弱い。
練習2日目(火)
「アルトがすごくよくなってきたね、サビのところもうちょっと声出してみようか」
有村くんに褒められた女子は生き生きする。男子も怒られない程度に練習をしているが、一向に声をかけられることはない。
練習3日目(水)
「男子!ちゃんとしてっていってんじゃん!」
「俺たちだってちゃんとやってる!!なんでお前らに指図されねーといけねーんだよ!!」
よくある喧嘩が起こってしまった。僕は後ろで見ているしかなかった。
雰囲気の悪い中、練習が終わり、帰宅しようとカバンに手をかけたら有村くんに声をかけられた。有村くんとの接点がないので、不安に思いながら後をついていった。人の出入りがあまりない教室が並ぶ廊下に連れてこられた。
「あの、有村くん・・・用はなに?」
「あー、ごめん、言ってなかったね。声が出てないから個人で練習しようかと思って」
ニコリと人の良さそうな笑顔でこちらを見て、次は空き教室を指差した。ここなら声を出してても怒られないだろう。部活の掛け声が遠くから聞こえるぐらいここは静かだ。
「入って」
教室に入ると机と椅子の余りが乱雑に並んでいた。いらないものをとりあえず置いておく教室なのかもしれない。後ろで有村くんが鍵を閉めた音がした。
「なんで・・・鍵?」
「ん?まぁ気にしないで、とりあえず声出せるようにブレザーは脱いどこうか」
言われた通りにブレザーをカバンの上に置いて、有村くんの方を向くと、体を回転させられて机に突っ伏した。流れるように何かで両手を縛られて、恐怖で動けなくなる。
「あり・・・むら・・・くんんん!?!?」
髪の毛を引っ張られて口に布を突っ込まれた。声が出せない。
「この状態はね、喉が開いている状態で発声にいいんだ。大声を出しても、迷惑にもならないし、これで練習していこうね」
背中から穏やかな声が聞こえる。
「いーっぱい、声出してね」
有村くんが僕のベルトに手をかけて、ズボンを脱がす。下着姿になった僕の姿をみて、クスクスと笑っている声が聞こえる。僕は怖くて声が出せない。この状況に頭がついていかない。
「っ!?」
パンツの上からお尻を撫で、あろうことか僕のちんこも撫でる。ずーっと撫で続けてくる。
「何の反応もしてくれないの?」
耳元で囁いてきて、次はパンツの中に手をいれて、直に撫で始めた。
「っ・・・んんん!ん!ん!ん!」
やめてと繰り返す言葉は言葉にならず、片手はちんこ、片手はお尻を撫でる異常な状況に僕のは反応しなかった。
「反応してくれないなら、無理やりしないと、これは声を出す練習だよ?真面目にしてよ?」
パンツをずらして、下半身露出状態になり、本格的に僕のちんこを扱き出した。優しい手つきで長く扱かれていくうちに恐怖に慣れたのか少しずつ反応を示していった。
「んっ・・・んっ・・・」
「気持ちいい?少しずつだけど硬くなってきたね」
他人に扱かれるなんて経験はないし、女の子とセックスした経験もないから、自分でする気持ち良さとは桁違いの気持ちよさに酔っていく。気持ちいい。
「んっんっん!んんん!!」
このまま続けられるとイってしまいそうになって必死に訴えるけど、有村くんは気を良くしたのかどんどん早くしてきて、もう
「んんんんーーーーー!!!!!」
「やっと大声出た、ついでに白いのも」
恥ずかしさで死にたい。としがみつくこともできずに、じっとしていると、お尻の穴を指が突いてくる。
「ん!?んんん!!!!」
それだけは嫌だと下半身を無茶苦茶に動かして抵抗すると、バシッとお尻を叩かれた。驚きで、身動きができなくなる。涙が出てきた。僕が何をしたっていうの?誰にも迷惑かけないように隅で生活してきたじゃないか。
「うるさいと痛くしちゃうよ。声だけ。声だけは自由に出して、布越しだけど」
クスクスと笑って、次はぬるっとしたものをお尻の穴に塗られて、一本指が入ってきた。ピリピリと痛くて、気持ち悪い。
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