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第一話続き
「流石にほぐすのは時間かけてあげるよ」
一本の指が出入りを繰り返して、二本に増えて、三本に増えて、指がいろんな動きをするけど、全部気持ち悪い。終わらない行為に体力も減り、力が抜けてくる。
「声を出す練習なのに、声出さないのはダメか・・・」
指を一気に引き抜かれて、痛さで体が跳ねる。何かを当てられたと思ったら、激痛が走った。
「んんんんんん!!!!!!んーーーー!!!!んーーー!!!」
痛さで体が強張り、頭を思いっきり振って、痛みに耐えるけど、有村くんは腰を当てたり引いたりしていて、これは僕の中に有村くんのちんこが出入りしているのだと気がついた。
「すごいすごい!ちゃんと声出てるね、もっと出して」
動くたびに痛さが身体を刺して、頭が真っ白になって、ただただ声を出してやめてを繰り返す。有村くんは楽しそうに笑っている。
「んっんっ」
数分も経つと、疲れたのか有村くんの動きがゆっくりになって痛さがマシになってきた。なんだかゆっくりな動きにゾワゾワして、大声は出ないものの、動きに合わせて声が出る。無言で挿入を繰り返す有村くんが背中を撫でてくる。
「ねぇ、俺ね、田村のことずっと見てたんだよ。話したいのに話せなくて一人ぼっちな田村を。俺のことよく見てたでしょ。」
「んんん!?んん!」
有村くんが大切なことみたいに優しい声で話すから、気を抜いて聞いていたら、中でどこかに当たったのか痛さとは違うビリビリが身体に走った。
「俺を見る田村は子犬みたいな可哀想な目をしててね、助けてあげたいなって思ってたんだ。それから俺も田村にバレないようにたまに見てたんだよ。」
「んん!んん!」
話がどんどん頭に入ってこなくなる。ずっと有村くんがそのどこかばっかり突いてくる。
「いつの間にか俺のものにならないかなぁって。ペットみたいな?かわいいなぁって。好きだなぁって。ねぇ、聞いてる?」
「んっんっ」
「ちんこ勃起させて、気持ち良さそうに汁だして、厭らしいね」
動きが早くなって、同時に僕のちんこも扱きだして、気持ちよすぎて頭が真っ白になった。
「んんん!んんん!んーーーーーーー!!!!!」
「可愛い、可愛いよ、田村、たくさん出てるねー」
イってる間に身体が硬直してても、有村くんは楽しそうに腰を振り続ける。
「ずっとビクビクしてる!気持ちいいよ、あーもう出そう」
やっと腰が止まると、僕の中に熱い精液を出してきた。それにも無意識に身体が跳ねる。出し終わったのか、有村くんのがゆっくりと抜かれて、僕の身体は力が入らなくて引っ張られるように床に座り込んだ。お尻の間から、精液が垂れ流れてきたけど、気持ちよすぎて余韻に浸っていた。
「気持ちよかったね、声も出せてたし、明日の練習も声出てなかったら個人練習だからね。」
頭を撫でて、優しい目で見つめられながら最低なことを口にしている有村くんを見て、また涙が出てきた。
「泣かないで、ほら、服着よ」
ティッシュを出して、涙を拭かれて、有村くんの体に支えられて、立ち上がるとお尻からゴポッと精液が出てきて、それも有村くんがティッシュで拭いてくれた。ゆっくりズボンを履かせて、歩ける?と一緒に歩いてくれて、僕を家送ってくれた。帰り道での有村くんの言葉は何一つ頭に入ってこなかった。
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