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第28話 ※

竿も同時にしごかれて、あっけなく精を吐き出してしまった。 はぁはぁと、肩で息をしていると、イったばかりのそこをさらに刺激される。 掌で先をグリグリと擦られる。 「ひゃぁぁ!?やだっ、イったばっかっ、いやぁ」 「ふふ、まだ出るものあるよね」 「あっ、やだっ、強すぎるのっ、あぁ」 次第に、せり上がってくるものを感じる。 精液じゃない、もっと熱いのがいっぱい… 「やっ、くるっ、出ちゃうぅ!!」 自分でも訳のわからない奇声を上げながら、プシャアァっと、透明な液体を吐き出した。 まるで…、お漏らしみたい… マットに染みを作っていく。 「やだっ、僕っ…」 じわじわと涙がこみ上げてくる。 「僕、ちゃんと止めてって言ったのに…」 「お仕置きだからね。奏が嫌がることしないと意味ないじゃん」 だからって、こんな…、柊木くんの前で漏らすように仕向けるなんて、酷い。 「ひっく、ふぇぇ…」 「そんなに嫌だった?気持ち良かったでしょ?」 「でも、僕、漏らし…」 「ふふ、馬鹿だな、奏は。今の、おしっこじゃないよ?」 「ふぇ?」 「潮吹きって知らない?」 しおふき? 僕は首を振る。 「そっか、そういうの疎いもんね。気持ちいいとね、水が出るの。ここから」 柊木くんが僕の竿をつつく。 「あん。も、触らないで」 さっきの余韻が残っていて、ビリビリする。 ちょっと痛い。 「ごめん。刺激強すぎちゃったね」 「も、やりたくない」 「それは奏次第だよ。もう俺を裏切らないでね?」 「あ…、うぅ…、気をつけます」 「うん。じゃ、帰ろっか」 「え?」 「授業受ける元気ないでしょ?」 「うん」 学校をサボるなんて悪いことだけど、僕の体力は限界だった。

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