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第4話 ♭side.UGETU
幼い頃から恵まれていたからか、
自分では何もしてこなかった付けが回って来たのだろうか。
周りにはパンダのようなメイクをした野蛮な女たち……
正直言って邪魔だ。
一人で居たいのに邪魔なんだ。
しかも、そんなにかわいくもねぇメイク…………
指摘しても治らねぇのはわかりきっている。
そんなことを思っていた時、
一輪の白く清らかな華のある少女が通り過ぎた。
その、光加減で茶にも見える長い髪をなびかせながら友達らしき人と、
歩きながら歩いていくのがみえた。
心の中のたいまつに火がつく
"君を手に入れたい" ……と。
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