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あとがき
あとがきまで開いてくださりありがとうございます。
☆名前の話
グレン州…グレンチェック/トモエ県…巴/ヒラオリ区…平織り
苗字→オウミ…青海波
ハーブレイ(ドイツ語/ハルプクライス/Halbkreis/半円)
ヘリングボーン→herringbone(模様)
苗字→アサノ…麻の葉
セオノア(イタリア語/エザーゴノ/esagono/六角形)…seonoa。
シャヤ…紗綾形
スティカ(梵語/スワスティカ/Swastika/卍)
ロミュス(ラテン語/rhombus/ロンブス/菱形)
・シャークスモールクレスト重工業株式会社…鮫小紋
・フルールディアマントータシェル…花菱亀甲(フランス語/花/fleur/フルール)(フランス語/ダイヤモンド/diamant/ディアマン)(英語/鼈甲/tortoiseshell/トータシェル)
・トレスブレッシェン社→三崩し
(スペイン語/3/tres/トレス)(ドイツ語/壊す/brechen/ブレッヒェン)
・ジーベントレゾーロ社→(フランス語/宝/トレゾール/trésor) (ドイツ語/7/ズィーベン/sieben)
☆タイトル
世界観が少し複雑なので、作者個人として和風ながらもデジタルなイメージを持ちつつ平仮名と漢字で構成し、語感で決めました。
☆反省文という名の自分語り
今作はかなり設定が粗いです。キャラクターの行動が一貫していないこと、解明されていない部分が多いこと等、ここで言い訳を並べるのですが、一度書いてから暫く放置し、また続けて、あまりの話の冗長さに打ち切ることを考えていました。ですが完結させる気が起こり、さらにはプロットはあったもののキャラクターが思う通りに動かず、4話を予定したところ、11話まで延びてしまいました。2話でハーブレイがやもめ男であることが明かされ、3話でロミュス登場、4話で義兄は実姉を捨てるのかと疑心に陥ったロミュスによってセオノアは刺されるも生き延び、ハーブレイと想いを通わせ、だが付き合うことなく離別を選ぶというのがプロットでした。ロボット要素を入れるつもりで書き始め、4話で終わらせるなら省くはずだったのですがそのままロボット要素を入れることになりました。なりました、というか入れていました。セオノアがロミュスに片想いしてしまうのは予想外でした。元はハーブレイがセオノアに好意を打ち明け、そのうちセオノアもハーブレイに好意を持って、交際を申し込むもフラれるという話だったのでプロットとの違いに驚いております。
さらには、キャラクターたちの行動が一貫せずふらふらしているということです。
そして完結させることに急いたあまり端折られた部分をここで説明するという情けないことをします。
・ロミュスの聞いていた幻聴の主とは
→神の死んだ後に生まれようとしている邪神
・受付嬢を拘束していた理由
→セオノアの子だと認めていたため胎児を利用するつもりだった。
・何故SSC本社にアガルマがあったのか
→セオノアをパイロットにする算段だったから
・シャヤの黒髪の女の姿は何なのか
→ハーブレイの亡妻。シャヤは人によって見え方が違う。
・トレゾーロ社からの引き抜きの話は何故
→パイロットを擁立していると今後の社会情勢で有利と踏んだから
・何故4会社はセオノアを狙うのか
→ハーブレイに執着されているセオノアなら万一何かあってもどうにかなると踏んだから
・ロミュスの翠の石はなんなのか
→セオノアの居場所を州庁に告げるGPS的なもの。
・セオノアの乗ったアガルマの赤い光の中はなんなのか
→有精卵から無理矢理抽出したもの。残りは孵化させてパイロットにする。後にハーブレイは殺処分される予定だった。
思い付いた限り挙げましたが、まだかなり矛盾と謎が残るかもしれません。不完全燃焼な念を抱かせてしまっている可能性に詫びます、申し訳ありません。
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