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おまけ・結ばれる《5》
やっと、また一緒にいられる。
これからは、ずっと御側に置いて頂ける。
「ベリ…アル様ぁ…、好き…あっ…あっ…」
ベリアル様と繋がっている事が嬉しくて、気持ち良くて、まるでそれしか言葉を知らない様に何度も繰り返す。
快楽に呑み込まれる最中。
「貴方は、何があっても私が守りますからね」
優しく、ベリアル様が微笑む。
(あ…)
心の中で、思わず呟く。
これ以上無いくらいに、本当に美しくて優しい微笑み。
初めて見る、ベリアル様の表情だった。
だけど…、
私………、
この笑顔を知っている……。
何故だか、
ずっと昔から、
優しいベリアル様を知っている様な気がしたけれど、
すぐに、そんな事は快楽の奥底へと沈んでいった。
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