◇ポール・スコット(旧姓はキャラハン) 1983年9月19日生まれ。35歳。A型。身長176cm、体重63kg~67kg(ショーンの料理を食べて太る。忙しいと一気に痩せる)。 麦わら色の柔らかな髪質。マッシュボブっぽい。クセはあまりなく、仕事の時は整髪料で軽く前髪を分ける程度。 ヒスイ色の瞳。近眼のため、細い黒縁のメガネを着用(たまにショーンの要望を受け、コンタクトをつけることも)。 顔面偏差値は平均で童顔。頬骨あたりにそばかすが散らばっており、鼻先が丸っこい。 ニュー・スコットランドヤードの刑事。専門刑事・業務部SCO1(殺人・重大犯罪対策指令部)所属。 ロンドン近郊の都市出身。オックスフォード大で犯罪心理学を学ぶ。 ゲイでネコ。 優しく、困っている人がいると手を差し伸べるタイプだが、ゲイであることと元々の性格もあり、他人とは一定の距離を保つ。また、極度の人見知り。そのため、友人と言える人間は唯一、オックスフォード大の同窓生で政治コンサルタントのエリック・クィンのみ。 刑事としてはある程度優秀。だが、警視庁内の腐敗した部分に抗うことはしない。反骨精神を持っているような若い刑事を見ると、青いと思ってしまい、諦めて理想と現実のギャップを埋めていくよう勧めたりする。仕事は淡々とこなし、そこに情熱はさほどない。失っていった。 微細なことにもよく気づき、分析力に長けている。犯罪心理学を学んでいたこともあり、犯人のプロファイリングが得意。 ショーンと愛し合うようになってから、少しずつ自信を持つようになり、彼相手には感情表現が豊かになる。幼い頃から滅多に泣かなかったのに、今ではちょっとしたことでも涙腺が緩むようにもなった。相手に依存したくないが、もはや彼なしでは生きていけない。 ◇ショーン・スコット 1981年4月17日生まれ。37歳。O型。身長187cm、体重84kg(筋トレとスポーツが趣味のマッチョ)。 ダークブラウンのやや硬めの髪質、短髪。南国の海を彷彿とする碧眼。視力は良く両眼とも裸眼で2.0。 甘ったるい顔をしたイケメン。何度かモデルや芸能事務所からスカウトを受けたことがある。遊び人に見られがちだが、本人はまったくそんなことない。ただ人によっては天然たらしに見える、人好きするタイプ。マシュー・グッドをやや眠たげな垂れ目にした感じの顔立ち。 ウエストミンスターにある病院の救命救急センターで働く救命医。 アイルランド近くの都市出身。スタンフォード大学医学部卒。 ゲイのバリタチ。異性にまったく欲情しないが、言い寄ってくる女性が多いため、ゲイであることを周囲にカミングアウトしている。後ろ指を指されたり、好奇の目を向けられても意に介さない、図太い。おおらかで社交的な性格なので、大半の人間からは好かれている。マイノリティの友人も多い。 幼少期に両親をIRAのテロにより亡くし、以後は母方の祖父母に育てられる。5歳下の臨床心理士の妹がいる。 おおらかな性格ではあるが、意志が強く強引なところもある。仕事に対して、しばしばそういう面を見せ、ポールに対しても、ニコニコ笑いながら結構ガツガツとしている。 かなりの絶倫。ティーンエイジャーばりの体力と精力を持つ。 ◇エリック・クィン 1983年７月１７日生まれ。35歳、A型。身長177cm、体重65kg。 ブロンドのウェーブがかった髪。長い前髪を七三に整えている。ポールよりも色濃い、ヒスイ色の瞳。 誰もが羨むほどの美貌の持ち主。幼い頃は、白皙の美少年と言われ、ペドフェリアの男に誘拐されかけたほど。 政治コンサルタント。ウェストミンスターに事務所を構えている。 頭がきれ、非常に優秀。カリスマ性に溢れ、人身掌握にも長けている。エリックにコンサルを頼んだ政治家は傀儡にされ、彼が裏で政治的判断を下しているのではないかと噂されるほど。 若くしてイギリス政治界のフィクサー(黒幕)となりつつある……？ オックスフォード大卒。ポールとは大学時代からの付き合い。 父親が元法務大臣(現在は隠居生活)で上流階級の家で育ち、幼い頃から英才教育を受けてきたため、広東語とロシア語、フランス語、ドイツ語が話せる。 社交的でスマート。絵に描いたようなイギリス紳士だが、目的のためなら手段を選ばないこともある。案外脆く、激情型な一面もある。 6歳になる息子がいる。平日は実家に預け、休日は自宅で一緒に過ごしている。 妻は４年前に他界。腹違いの歳の離れた兄がいるが、訳あって不仲。 ◇ジェフ 生年月日、血液型、本名不明。身長191cm、体重89kg。軍隊出身者のような強靭な肉体。 エリックのコンサルタント事務所に籍を置く青年。エリックのボディーガード。 ブルーアイズだが、人工的な色合いをしているため、カラコンを装着していると見られる。 強面で無口。何を考えているのか分からず、存在感と威圧感がある一方で、気配を消すのが上手い。