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第27話

ついに奏汰が喋った。この瞬間にいたのは僕だけ 12時過ぎぐらいに悠斗さん今良いですか?と ラ○ンを送れば 良いよって返ってきた。 呼び出し音2コールで出た どうしたの? 悠斗さんに話したいことがあるんです なに? 言いたいですけど、答えは悠斗さんの目で見てください。絶対驚きと喜びが、あるはずですから。 お昼美味しかったよありがとう 楽しみに仕事頑張るわ。そんな日に限って会食か辛い。寝てて良いからな わかりました。 愛してる 悠斗さん癖ですか? 癖じゃあないよ 迅にならいくらでも言ってあげる。 僕も愛してます。 もう少しで安定して歩けるようになると思う その日日付が変わるギリギリギリに帰ってきた。 ベビーベッドを卒業した奏汰は、寝室の危なくない所で寝ている。 シャワーを浴び起こさないようにベッドの中に入ったが、「おかえりなさい」と3割ぐらいしか繋がってない迅に言われた。 「ただいま」と返せばニコッって笑ってまた眠りの世界に誘われっていった。 「なぁ話したかったことってなんだ?」と寝ている夫(つま)の顔を見ながら思った。 その答えは翌日自分の目で見ることになる。事をまだ悠斗は、知らない。

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