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第18話 狂愛 ※
僕の口の端に伝う唾液を蒼一朗が舐め上げる。何度も僕の唇を啄ばみながら、先端から溢れる先走りを指で掬い、僕の後孔に擦りつける。僕が両膝を立てると、ぐるりと孔の周りを指でなぞり、ぐっと中に入れてきた。
「ああ…やわらかいな…。蕩けてるぞ…」
僕の耳に舌を差し入れて囁く。ピチャピチャと響く音と襞を擦られる刺激に、僕は喘ぎ声をあげて太ももを震わせた。
「あぁ…っ、あっ、ん…ぅ…」
指の腹で僕がびくりと感じるところを、しつこく押してくる。僕は息を乱してシーツを掴んだ。
身体を起こして指を引き抜き、息を荒げた蒼一朗が、僕の足を抱え上げる。そのまま硬くなった性器を後孔に埋め込んでくる。
「ひぅ…っ、んっ…」
そこは十分な潤いがあって、すんなりと彼の男根を迎え入れた。
蒼一朗が息を乱しながら半分ほど入れたところで、繋がったまま僕の脇に手を入れ、持ち上げた。
「やぁっ…あっ…あん…っ」
ぐっと奥まで彼の男根が突き刺さり、高い声を上げて仰け反った。
蒼一朗は僕の腰を引き寄せ、向かい合わせで繋がったまま抱きしめる。
僕は蒼一朗の肩に頰をつけた。
僕の中でどくどくと息づく彼の男根に、腰がひくんと動いてしまう。
「燈…、なにがあった…?」
蒼一朗の顔から怒りが消え、苦しげな色に変わった瞳で僕の顔を覗き込んだ。
「…ん……授業中…気分が悪くなって…保健室…いっ、た…」
動いていないのに腰の奥がじんと疼く。
「…それで?」
「薬を…んぅ…飲まさ…れ…た……あっ…んぅ…」
勝手に僕の身体がひくつく。
蒼一朗が更にきつく僕を抱きしめて、「くそっ」と吐き捨てた。
僕の内部の襞が蒼一朗の性器をぎゅっと締めつけ、中にある形を感じてしまって我慢出来なくなった僕は、腰を揺らしながら蕩けた顔で蒼一朗を見つめた。
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