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第5話

オメガバースとは α・β・Ω の三つに分けられ、差別的要素も含まれる。 αは全体の20%で、あらゆる面においてβ・Ωに優っている。カリスマ性があり、独占欲が強い。ヒートと言う突破的な発情がある。ヒート中の妊娠率は100% α用発情抑制剤もある。 βは全体の70%で、人口が一番多い。発情期はなく、Ωの発情期のフェロモンにはムラムラするが理性で制御可能。 Ωは全体の10%で、生殖率が低い事から、α・βよりも劣る存在とみなされている。一ヶ月に一度発情期があり、一回、約7日間。発情期には妊娠する確率が上がる。発情期以外では妊娠率は低い。発情期中は精神的に不安定になりやすい。 ピルや、特効薬などで発情を抑えることも出来るようになってきている。 番(つがい) 発情期中のセックスの最中にαに頸付近を噛まれると番になる。番になると、Ωのフェロモンは噛んだ相手のαにしか感じ取れなくなる。番が出来たΩは番以外の人とは性行為が出来なくなり、性行為をしようとすれば、目眩、頭痛、吐き気に襲われる。原則、番の解消は出来ないが、αからの一方的な解消により耐えきれなくなり自殺するΩが稀にいる。 魂の番 αとΩがお互いのフェロモンに発情と関係なく惹かれ合う。一目見た瞬間に感じ合い、必ず相思相愛状態になる。稀であり、都市伝説化している。

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