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第6話
乱華side
最近、俺の縄張りでよく名前を聞く奴がいる。眠子 夜人。俺と同じ高校の一年…。
俺の学校は不良高としてこの辺りでは名が通っていて、構内でも学年内、学年外でもトップ争いが絶えない。因みに現トップは俺だ。
そんな中、いかにも弱そうな見た目をした眠子が名を挙げ始めている。早めに潰さないと厄介な事になるかもしれない…。顔を拝みに行こうか…。
「最近聞く、眠子は何組だ?」
「え〜っとね〜、3組だよ〜」
「行くか」
「おもしろそ〜。僕もついてく〜」
そう言ってついてきたのは俺の次に強い佑々木。コイツは下半身がゆるゆるで…。抱き飽きたからと今度は抱かれまくってる
今までのセフレの数え切れず、ワンナイトもザラだ…。
「どいつだ?」
「ん〜、あ、いた!あそこでゲームしてる子だよ〜!あの金髪く〜んっ」
「アイツが⁇ めっちゃ弱そうだけど?」
「あの子だよ〜!間違いないもん!」
窓側の一番後ろの席、金髪でひょろっとした奴。よっぽど楽しいのか耳と尻尾が出ていて、ふわふわ動いてる、猫の獣人。
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