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第17話
乱華side
眠子を抱いた日から一週間と数日。眠子に避けられている。和爾も、発情期が終わり復活した和爾は俺たちの中では情報を集める係だ。
だから和爾に、眠子のことを調べてもらった。すると、俺たちが入学する前の三年生に凄い人達がいたとか…。
「なぁ、それなんの関係があんの?」
「それがね、その二人が、眠子の兄と、兄の友人みた……はっ!?……な、な…。ひ、…ひっ
…翡翠さんっ!!!」
眠子に会いに教室に向かっている途中…。廊下に知らない人が二人立っていて、和爾が慌てふためいていた…。
「んー?きみだーれ?」
「今の三年生か〜。僕たちと学年色が一緒だね〜。ね?翡翠っ」
「あ、ほんとだ〜。もしかして、夜を抱いた子って君?」
「ち、違いますっ!俺そんな命知らずな事しませんっ!!」
普段は怖がる事は無いのに今日はガタガタを震えている。よっぽど怖いのか、顔も真っ青だった……。
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