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第41話

夜人side 乱くんと、番になって浮かれていたせいだろうか……。発情期が終わり学校に行くと、面倒な奴らに絡まれた……。 しばらくそんなこともなく鈍ってしまっている上に、昨日まで繋がっていたせいで今だに腰に鈍痛が残っていた……。 「……はぁ…はぁ………、ゲホッ……ガハッ……。はぁ…はぁ……ゲホッ、ゲホッ…」 「ふっ、弱っ。そんなでよくトップやってんな?今の一年雑魚ばっかか?」 「ぎゃははっ!そんなこと言ってやんなよ、こいつオメガだぜ?」 「オメガが調子乗ってんなよ!雑魚がっ!」 「ガハッ……はぁ…はぁ……」 まぁ、それを言い訳にするわけではないが……。ボコボコにやられた…。 第一、俺は不良でないし、相手は十数人のだし、素手じゃないし……。マタタビ使ってくるし……。勝てるわけがない…。 人間に対して本気で手を出しては、下手したら殺してしまう。そう思って少しだけで手を抜いたのが間違いだった…… 薄れゆく意識の中、相手の顔は完璧に記憶したのだった……

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