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第45話

魅夜side 放課後、学校に乗り込んだ翡翠を咎める者はおらず、寧ろ道を開けてくれた。 夜くんは、ここがヤンキー高だと知らずに入った。それは俺も翡翠も同じだったが…。翡翠は、きっと自分の真似をして同じ高校に入るからと、伝説を作った。 「先生ー、久しぶりー。ねぇ、先生ー、俺の弟入院したの知ってるー?ここの生徒にやられたんだよねー。ねぇ、潰しても文句ないよねー?」 「……はぁ…、程々にしろ」 「それは相手次第かなー」 先生も暴走した翡翠を止められないことを知ってる。だからこそ、程々にしろというだけで完全には止めない。 自分が死にたくないから。まぁ、翡翠は人を殺した事はないが…。喧嘩すれば負けた奴は、皆半殺し状態だったからな……。 「乱くーん、集まったー?おぉ、結構いるねー。流石現トップだねー。君、兎ー?それに君は、ワニだねー。へぇ、そかにも獣人が結構いるねー?」 「な、なんで……。僕のこと兎ってわかったの⁉︎ 僕、今までバレた事ないのに!」 「まぁ、まぁそんなことより、相手ってアレ?やっちゃっていいー?」 「はい、俺たちも行きます」 こうして相手は瞬殺されて、皆半殺し状態で病院に運ばれたのだった…。 なんせ、翡翠を見た瞬間相手は固まってしまい無抵抗にサンドバッグにされたようなものなのだから……。

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