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第55話

翡翠side 春と一晩寝て、春を家まで送り届けて家に帰った。すると、魅夜と、夜が俺に泣きついてきて……。話を聞くと喧嘩しちゃったらしい…。 なんでも、彼氏が心配し過ぎて束縛が激しいのに、魅夜と夜の方から束縛すると嫌がると言うのだ……。 「本当に自分勝手なんだもん!」 「本当、本当!俺たちだって心配なんだよー!なのに、まるで自分だけが心配してるみたいな感じで話してくるんだもん!!」 なんて愚痴っている二人の会話をグループ通話で二人の彼氏たちに聞かせてやった……。 すると、二人とも同じくらいにぷつっと切れてしまった……。おそらく30分くらいしたら迎えに来るだろう。そうすれば一件落着だ。 「ケーキ、食べる?」 「「食べる!!!」 「ふふっ、可愛い……。怒ってたのにもういいの〜?」 「「甘いものに罪はないっ!!」」 二人はニコニコしながらケーキを食べ始めて、甘いのも好きでよかった。怒ってても甘いもの見せると機嫌良くなるんだもん… そんなことをしているうちに30分くらい経ってて、呼び鈴が鳴った。 「「ごめん!許して!」」 「……わかった…。ただし、条件がある…。愛さんの家連れてって、それで夜になったら僕のこと可愛がって!」 「うん、分かった!」 「乱くんも、許してあげるけど…。俺の怪我が完治したらいっぱい可愛がって!あと遊園地行きたい!」 「わかった。早く治せよ。眠子が……夜人が痛い思いしてるの、嫌だ」 そんな会話を見てて二人が良い人に出会えてよかったなぁ……としみじみ思ったのだった。 そして何故か、傷が痛んだのだった……。

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