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第48話
「ハニー、お前は」
その感触に夢中になっている最中、彼が唇を触れあわせたまま呟く。
「本当に可愛らしい。世界で一番美しくて愛らしい。俺の妻になってくれてありがとう」
「っ、はぁ?」
「もちろん、俺以外にこの姿を見せるつもりはない。俺だけのものだ」
視線が合わないくらい側で囁かれる。
「だから心配しなくていい。俺にだけ乱れてくれ。俺のために踊ってくれるお前の姿が見たい」
「踊って、ないし」
「官能的な踊りだろ、俺に感じて腰をくねらせる」
すうすうと物足りない俺の穴に、ゆっくりと彼の先端があてがわれる。
「さぁ、踊ってくれ」
彼の両手が俺の骨盤を抑えた。そのまま突き上げるように、ゆっくりと、俺の中に自身を収めていく。
「あっ、あ……っ」
目頭が痛くなるほど強く目を閉じた。彼の首にしがみついて、体の内側からも外側からも、彼と1つになる感覚を味わう。
「ハニー、あともう少しで全て入る」
「ぁ、う……っ」
「ほら、あと少しだ、ゆっくり息を吐いて」
「んんっ」
まるではじめてするみたいに、丁寧に挿入をレクチャーしてくる。そうしてわざわざ言ってくるのも、そういうプレイされてるみたいでちょっと興奮する。
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