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闇底に沈む光に10※
ユウキは押さえ込まれながら、男を睨みつけた。こいつは久我の側近の1人で、サディストの変態野郎だ。
「相変わらずお転婆だな。まあいい。意地を張りたければ無駄に抗え。抵抗したっていう言い訳が欲しいんだろ?おまえは」
図星だが、ユウキはぷいっと目を逸らした。
もう一人の男が、ベルトのバックルを外し始める。ホックが外され、ジーンズのファスナーをおろされた。まだ足だけでもがいて抵抗していたが、2人掛りでジーンズを下着ごとあっさり脱がされ、足を左右に大きく開いて押さえつけられる。
「ふん。怖いか?縮こまってるぞ」
サディストの方が嘲笑いながら、萎えているペニスを指先で弾いた。
当たり前だ。この状況で勃起してたら、そっちの方が問題ありだろう。
「すぐに気持ちよくなる」
男はそう言って、カプセル入りの薬を2つ、シートから取り出す。もう一人の男が、怪しげなボトルのキャップを開けた。
ユウキは唸りながら助手席の斉木を見た。バックミラーでこちらを見ている斉木と目が合う。その憐れむような眼差しをギっと睨みつけた。
両脚を左右に引っ張られて、自然と腰が浮く。サディストの方が、カプセルを尻の狭間に押し当てた。まだ濡らされてもいない小さな穴に、グニグニとそれが押し込まれていく。ユウキは括約筋に思いっきり力を込めた。
「馬鹿。締めるのはまだ早いぞ」
サディストが楽しげにくくく…と笑う。
……んなこと分かってる。わざとだ、バカ。
もちろん、男も分かっていてわざと言っているのだ。
無駄な抵抗とばかりに、細いカプセルが中に押し込まれていく。もう一人の男が、ボトルから手のひらに出した透明な粘液を、尻ではなくまだ萎えて横たわっているペニスに塗り付けた。
「…っっっあっ…くぅ…っ」
ペニスの先の鈴口に媚薬入りのローションを擦り込まれて、粘膜がカーっと焼けた。
尻よりもペニスの中に注入された方が、媚薬の効果が強くてキツイのだ。
「ここは完全防音だからな。好きなだけ喚け。動画も撮ってやってるんだ。久我さんが楽しみにしてるぞ」
……ちくしょうっ。変態がっ
自分の痴態で男たちを悦ばせるのなんかゴメンだ。
だが、直接粘膜から吸収された媚薬が、既に身体を熱く狂わせている。
ユウキは堪らず腰をくねらせた。
熱い。
ペニスの先からじわじわと甘く痺れていく。
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