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** お正月 ~英道♡ハル **
♡♡♡ 英道・side ♡♡♡
『あけましておめでとう!』
『おー。おめでとう。』
一緒に暮らし始めて、初めての正月。
年越しエッチも済ませ
今年もいい年になりそうな予感。
『なー、英道。雑煮のお餅、何個 食う?』
『え・・・1個でいいよ。』
『マジ?じゃあ俺も1個にしよ。』
『いや、好きなだけ食えよ。』
『んー。いや、きな粉餅も食べたいんだよねー。
あ、英道は きな粉餅、何個 食う?』
『・・・・・いらない。』
昨日(というか今日か。)夜遅くまで
テレビ見ながら、お菓子食べまくってたよな・・・。
なのに朝っぱらから雑煮ときな粉餅 だとぉ?
どうなってんだ、コイツの胃袋は。
☆
☆
『うわぁい!上手く出来たぁ♪』
『お前・・餅・・・5個って・・・・・・・・・』
どんだけ食うんだよ!
『あ、おせちも食べよっ♡』
『えぇ・・・・・・・・・?』
雑煮に、きな粉餅、
有名な和食店で頼んだおせちも一緒に
幸せそうに猛然と食べまくる ハルが
(見てるだけで こっちは胸が焼けそうだ・・・)
ぽつん と呟いた。
『俺、来年は おせちも作れるようになりたいなぁ。』
『お前・・・もう来年の話かよ。』
『い、いいじゃん!別に・・・っ////』
『いーよ。楽しみにしてる。
来年も一緒に食べような。』
『・・・うんっ!俺、がんばるっ!!』
『・・・ふっ。可愛いな~、ハルは。』
『───////、可愛いって言うな!』
『可愛い、可愛い。』
『・・もう////!アホ英道!アホみちっっ!』
頭を撫でる俺の手を ペチンと払いのけるハル。
照れくさいのは分かるけど
アホみちって なんだ?
『てめ、ベッドで泣かすぞ、今すぐ。』
『は、はぁっ////?散々 ヤっただろ!?
どうなってんだ、お前の せ、精力は////っ!』
『お前の食欲と一緒。』
『・・・・・へ?なにそれ。』
『底なし、って事。』
『・・なにそれ。一緒にすんなよなー!』
『うっさい。まあ、そんな訳で 変な事 言ったら
すぐベッドに引きずり込むからな?』
『───なっ///!この絶倫!変態、エロみちっ!』
『・・・・・ほー。』
たった今、忠告してやったのに・・
アホはお前だ、ハル。
さあ。
という訳でお仕置き決行~♪
ハルの腕を ガッシリ掴み、肩に担ぐ。
『──────わ!わあっ!!な、なに??』
『口の悪い晴臣くんはベッド行き決定でーす!』
『は、はっっ!?・・・いや!俺、まだ食ってるし!』
『聞こえませ~ん♪』
『俺の・・・・・・餅ぃぃぃっっ!!』
名残惜しそうに餅に必死で手を伸ばし
バタバタ暴れるハル。
『餅よりエッチ優先でーす♪』
『~~っ!!』
寝室のドアに手をかけたところで
俺が本気なのに ようやく気がついたらしい。
『ちょっ・・・///!ヤだって!離せ、アホ!』
『離しませーん♪』
『イ、イヤだぁ─────っ!』
『ふはははー。観念しろー♪』
寝室に入り、ベッドに放り投げる。
『ひで・・・・みち・・・・・////』
怯えたような顔をするハル。
でも、その目の奥に
微かに期待が見え隠れしてるのが丸分かりだ。
ホントに可愛いヤツ。
俺に勝とうなんて、100万年はやい♪
♡ ♡ ♡ お わ り ♡ ♡ ♡
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