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第12話
俺は飯田奏の頬を両手で包み込む様に触れて親指でそっと涙を拭った。
「すき・・・唯斗君が・・・・好きです。」
涙で濡れた瞳で俺を見つめる飯田奏。
そんな瞳で見つめられると身体中の血が沸騰しているみたいに熱くなった。
抑えていた欲情がフツフツと湧き出して俺は飯田奏のプックリとした唇を指で撫でていた。
飯田奏は顔が真っ赤になり目は虚ろでプックリとした唇が半開きになり息を荒げている。
指で唇に触れただけでこんな反応をされたらもう無理だ。
「ごめん。」
飯田奏へ謝っり俺は引き寄せられる様に唇に貪りついていた。
舌を絡ませると飯田奏も応える様に舌をぎこちなく絡ませてくる。
それが可愛らしくて仕方がなかった。
笑ってはくれないが俺のキスに応えようとしてくれている飯田奏。
もう誰にも触れさせない飯田奏は俺のだ!
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