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第11話

これ以上飯田奏といると泣かせ匂いに負けて押さ倒してしまうと思った俺は抱きしめていた手を緩めて離れようとすると飯田奏は俺に必死に抱き付いてきた。 「離れないで唯斗君。」 「何?好きじゃない相手とヤリたいのか?」 「僕は、ずっと唯斗君が好きだよ。さっきはイキナリでビックリして色々と相談してた唯斗君のお兄さんの名前を呼んじゃっただけでね。一年の時に唯斗君を見つけてからずっと唯斗君に恋してたんだよ。それに僕はまだ発情期じゃないよ。きっと唯斗君が僕の運命の番だから匂いで引きつけあってるんだよ。」 一気に話し終わるとハァハァと飯田奏は肩で息をしている。 ちょっと待て? 飯田奏は何を言ってるんだ? 恋してるとか好きだとか言ってたのか? 固まっていると両手で顔を覆われてブチュッと音が聞こえてきそうなくらいのキスをされた。 「煽ったの奏だからな責任取れよ。」 「うん。」 耳まで真っ赤にして恥じらいながら返事をする奏が可愛く見える。 冷たい目で見られていたのに今は熱を持った目で俺を見てくる。

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