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番外編 瑠璃と愉快な仲間達

*今回の番外編は台詞のみになっております。ちゃんとした小説が読みたいと言う方はスルーしてください。見にくかったら申し訳ありません。 *黒鵜と朱華が祝言を挙げた日の一幕になります。 登場人物 紅蓮隊の人その1=紅      紅蓮隊の人その2=紅②      柊瑠璃=瑠      五十嵐緑風=緑 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 紅「やっとくっついたっすね、あの二人」 瑠「ええ、ヤキモキしたけれどね」 緑「ボクは自分を褒めてあげたいよ!    黒鵜様が朱華を諦めようとした時に止めたのを!」 瑠「あの時は必死になってたね」 緑「だって止めないと二人はくっつかなかったでしょ!?」 紅「そうっすね。って俺見てないっすけど   でもグッジョブっすよ」 緑「褒めて褒めて~」 瑠「うんうん。褒めてあげるよ。緑はいい子だね」ナデナデ 緑「えへへ。瑠璃様に褒められちゃった」 紅「ナチュラルにいちゃつくの禁止っす!」 緑「それにしてもさ何であそこまで拗れたんだろ?   黒鵜様が求婚しなかったら拗れなかったと思う」 瑠「おや? 緑は秋桜園で二人の会話を聞いてたのかい?   盗み聞きはよくないよ?」 緑「だって、何か気になっちゃって」 紅「あぁ……もしかして俺のせいかもっす」 緑・瑠「君が!?」 紅「黒鵜隊長がね、言ってたんっすよ   不意打ちみたいな真似で結婚しても朱華が好きになってくれるかって   嫌われたらどうしようって   重ーい溜息つきながらうじうじ言うもんっすから   俺言っちゃったんっす」 緑・瑠「何って?」 紅「男なら男らしく求婚しちゃどうっすかって   そしたら、まぁ、次の日悲壮な感じの隊長見たんっすよ   上手くいかなかったんだなって   悪い事しちまったなって思ったんすけど」 緑・瑠「けど?」 紅「俺にもチャンスがあるって!」 瑠「いやいや、朱華が黒鵜を好きな時点で君にチャンスはこないよ」 紅「そっちじゃないっす」 緑「え?」 紅「俺が好きなの黒鵜隊長っす」 緑・瑠「ええええええええ!!」(あんなデカぶつどこがいいの!?) 紅「だから俺にもチャンスがあるかなーって」 瑠「いやいや、無理だって分かるでしょ」 緑「そんなガチムチ我侭ボディーしてて無謀な!」 紅「無理じゃないかもしれないじゃないっすか!   俺だって頑張ったんっすよ!?   受け手になれるように自分の尻の穴も拡張したっすし   筋肉を落とそうとしたんっす   けど、ま、筋肉落ちなかったっすけど……」 緑(頑張るところ間違ってる気がするっす) 瑠「……ごめん。わたしは君を慰める言葉を知らないよ」 紅「リア充に慰められたくないっす!」 緑「でも紅君、なんだかんだで黒鵜様の幸せな姿みれて嬉しい?」 紅「ま、そうっすね。好きな人には幸せになって欲しいっすから」 瑠「偉いね、君。だけどわたしには無理だな   好きになってくれるまで監禁する自信あるよ」 緑「ボク愛されてる!」 瑠「緑、愛してるよ」 緑「ボクも! 瑠璃様大好き!」 紅「だからイチャつくの禁止っす!   独り身で寂しい夜を過ごさないといけないんっすから!」 緑「あ! もしかしてさ!   朱華と黒鵜様が挨拶周り行く時に好きですーって叫んでたの   君……?」 紅「あ、聞こえてたんっすね」 瑠「あれだけ大きな声で言ってたらね」 紅「でもアレで気が少しだけ落ち着いたっす   俺、次の恋にいけそうっす!」 緑「うんうん、頑張って!」 瑠「わたしは君を好きだって言ってる人知ってるよ」 紅「……え」 緑「そうなの!? 瑠璃様、誰々?」 瑠「紅②って知ってる? 紅君の事好きだって前に聞いてね」 紅「……」 瑠「おや? どうしたの? 紅君、そんなに汗を垂らして」 紅「……えーっと、紅②は無理っす。つーか同じ紅蓮じゃないっすか」 緑「何で!?」 紅「あいつひょろい体してて俺を口説いてくるんっす   俺が攻め手なら、ま、付き合ってもいいかなって思うんっすけど   さすがに受け手はちょっと……」 緑「あれ? 黒鵜様の為に受け手になれるように拡張したんじゃないの?」 紅「いや、したっすけど、したっすけど!   俺のタイプは黒鵜隊長みたいな体型の人なんっす!」 瑠(なるほど、ガチムチがタイプと……) 緑「君みたいなガチムチがガチムチに惚れられると思ってるの!?   理想を落とした方がいいよ!   君、顔平凡だし、筋肉ダルマだし、モテる要素どこにもないよ!」 紅「酷いっす」ぐす 瑠「あ、噂をしたら」 紅②「あ! 紅! 会いたかった!」ダキッ 緑(黒鵜様よりイケメンなんだけど……) 瑠「やあ、紅②。任務は終わったのかい?」 紅②「あ、柊さんこんにちはー。    紅の匂いがしたのでとりあえず来てみました」 紅「くそっ 紅②! 離せ!」 紅②「嫌だよ。離したら紅逃げちゃうでしょ?」 紅「当たり前だ!」 紅②「逃げられるの分かってて離す人いないでしょ?    ほんと、紅ってお馬鹿ちゃんなんだから    でもそこも可愛いよ」 緑「えーっと?」 紅②「あ、五十嵐さんこんにちは」 緑「こんにちは。それにしても君達仲良いね」 紅②「はい、幼馴染ですから」 瑠「そうだ、紅②。さっき紅君失恋したから」 紅「何でそれを言うんっすか~~~!!?」 瑠「いやいや、紅②に協力して欲しいって頼まれたからね」 紅②「あ、そうなんですか! よかった    そうだ、これ。柊さんに頼まれてた薬です    効き目良いそうなんで気をつけて下さいね」 瑠「紅君の情報でこの薬が手に入るのなら全然大丈夫だよ」 紅「何人の事売ってるんっすか!? 副隊長! 酷いっす!」 瑠「君も往生際が悪いよ。紅②にこんなに愛されてるのに」 緑「愛されてるうちが花だよ」 紅②「そうそう、逃げてばっかいないで早くお嫁さんになってよ」   紅「何で俺が嫁なんだよ! って、俺の味方がいない!?」 紅②「何言ってるの! そんな愛され体型しておいて!」 緑(愛され体型……?) 瑠(しッ! あんま突っ込んでは駄目だよ) 紅②「この前だって潮ふ「わーわーわー」て」 紅「やめろよ! こんなところで!」 緑「潮ふってなに?」 瑠「緑はわたしがそのうちしてあげるからね」 緑「? うん」 瑠「うふふ 緑は可愛いね」 緑「えへへ」 紅「だからそこイチャつかない!」 紅②「さ、もう祝言終わったんでしょ? 紅帰ろうよ    僕達の愛の巣に」 紅「離せ! この馬鹿力!」 紅②「さぁさぁ、行こうね~」ずるずるずる 紅「ヘルプミ~~~!!!!」 紅②「No!」 紅「すごく流暢にノーって言うのやめて!!」 緑「なんか静かになった」 瑠「宴会始まるから大広間に入ろうか」 緑「うん!」 **** ってこんな感じでどうっすか? お目汚し失礼いたしました。 思わぬところでカップル誕生?? 書いてて自分でびっくりです(´・ω・`)

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