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第16話
剣聖side
「今日は特別にお前の中を俺がキレイにしてやる」
「いらないです!」
「じゃなきゃ朱夏が心配するだろ」
「んもう!じゃあお願いします!っんん…」
瑠樹愛の中を丁寧に綺麗にしてやってリビングへ戻ると朱夏がもくもくと食べていた
「食ってるか?」
「おかえりなさい。先輩。久米」
満面の笑みで言うその顔が堪らなく可愛い
「はぁい!!ただいまでっす!どうすかぁ?お口に合います?」
「すっげーーー!うまい。こんなん食べたことない!お前すごいなぁ。うん!すごい。」
「くそ…可愛い…」
「同意です…可愛過ぎ」
「こんなの家で食べられるなんて感動!」
「そんなに喜んでもらえたら作ったかいあります」
「みんなで食べましょ?」
朱夏が少し首を傾げて俺たちを見てにこりと微笑む…
「「………勃った…」」
朱夏の笑顔が首を傾げるその仕草が可愛くて色っぽくて俺たちの分身が立ち上がってしまった
「は?」
「…朱夏さんって本当に…たまんない…可愛い…欲しい」
正直俺もまたやりたい…でも…
「もう流石に無理だからな!無理だからな!」
ですよねぇ…。昨日から何発やったっけ?俺と瑠樹愛はもともと絶倫だと言われているからまだまだイケるんだけど流石に朱夏は無理だろう
「わかってます。剣聖さん食べましょ。あんたは食いなれてるでしょうけどね」
生意気だけどこいつの料理の腕は本物。飲食店以外でこれ以上にうまい料理にはまだ出会ってない。愛情とは全く違うものだけど未だにセフレでもありシェアメイトであるのには胃袋を捕まれたという理由もやはり大きい。
3人で残りを食べて片付ける。
「そういえばすいません!勝手にキッチン使っちゃって」
「それはいいんだけどよく家にある道具と食材でここまで作れたねぇ」
「俺早起き得意なんで早めに起きてあそこの24時間やってるスーパーに買い物に行って足りないものとか買い足してきたんです」
「かえって悪かったね。お金…」
「あ。いらないです。朱夏さんに沢山頂いたんで。」
「へ…あ…」
意味をすぐに理解した朱夏は真っ赤に頬を染める。本当に可愛い奴…こんな一面を持ってるなんてこれまで長い付き合いだったけど知らなかった。もっともっと朱夏に惹かれているのがよく分かる
「剣聖さんは払ってね」
「はいはい」
「時に朱夏くん」
「なんです?」
「また美味しそうに色付いてるんだけど。やる?」
「やーりーまーせーん!!!」
「えぇっ!!やらないんすかぁ?」
「無理だっていってんじゃんか」
「はぁーい。今日のとこは我慢しまぁす」
それからすぐに帰宅するのも惜しくてなんやかんや長居した。
朱夏は元々映画を見るのは趣味だ。沢山ある映画のDVDを3人ソファーに並んで見ていた
「もうこんな時間だな。瑠樹愛。帰るか?」
「そうですね。着替えもないですし」
「…帰っちゃうの?」
「…っ…おまっ…本当に…」
「うわっ!!今のなし!!無しで!!とっとと帰って下さぁい」
「お前も来る?俺たちの家に。明日そこから通勤すればいいじゃん。部屋まだ空いてるし」
「それいい!!一緒にいきましょ!ね?」
「俺は今日はゆっくり休みたい!!」
「なにもしねぇよ。たぶん」
「それが嫌です!行きませんからね」
「えぇっ!!俺の手料理また作って食べてもらいたいのに…」
「っ…飯…食いたい…」
「やたぁ!!なら決まりです!!ほらほら準備して!!朱夏さん!」
朱夏の胃袋をもう掴みやがった…こいつ…侮れん…でも今日は感謝してやる。まだ離れたくなかったからな
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