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第23話
ふわふわとしていた身体が、ぼすっと沈む感覚で意識を戻した。
ここ、どこだろう…
ベッドに寝かしてもらってる?
「レナ……すまない、抑えられない」
いつもよりどこか色っぽくて、息が荒い。
その目を見るだけで、身体がどんどん熱さを増していく。
あぁ、これ……
発情期か。
着ていたシャツのボタンを上から丁寧に外される。
シャルル様の指が僕の肌をかすめる度に、抱かれたい衝動が強くなる。
この絶対的なαに全てを支配されたい。
「ひゃっぁ、ん……」
ちろりと右胸を舐められ、高い声が零れる。
左の胸は指の腹で転がすみたいに潰されている。
気づけば、全て脱がされた自分。
シャルル様は全く乱れていないのに僕だけ裸で、その羞恥心に昂っていく。
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