42 / 63

ひとつの褥~三毛の作詞・作曲~

 ◆ 「わ~い、龍サンと一緒、龍サンと一緒!!」  時刻は深夜二時を回った頃ーー。  皆はすっかり眠りに就いている。  そして三毛は今、とても嬉しそうに枕を抱えて俺の布団に入ってきた。  この意味のわからん歌は三毛の作曲によるものだ。  ……こいつ。『俺と一緒に寝る』ということがどういうことだかわかっているのか?  三毛は嬉しそうに隣にいる。  正直、三毛はとても可愛い。  容姿はもちろんだが、何より仕草がとても可愛らしいと思う。  純粋で擦れていない三毛は、俺を刺激する。 「龍サ~ン」 「うわっ!!」  鼻歌を歌っている三毛をジッと見下ろしていると、三毛は突然何を思ったのか、両腕を伸ばして俺に抱きついてきた。 「えへへ、龍サンだ……」  頬ずりをする三毛は本当に可愛い。  くっそ。  もうどうなっても俺は知らんぞ。  我慢の限界を感じた俺は、三毛を押し倒すとそのまま唇を塞いだ。 「っんぅ……」  口角を変えて、より互いの唇を深く接合する。  舌を伸ばし、あたたかな口内に忍ばせると、三毛の身体がビクンと跳ねた。 「っふ、んっ、あっ!」  俺の可愛い三毛はどうやら口づけで感じてくれているらしい。  太腿の間にある一物が膨らみを増している。  三毛は俺と同じ状態になっていた。  布越しだが、固くなりつつある自らの欲望を三毛の一物に押しつければ、三毛はそこで初めて慌て出した。 「やっ、待って」  慌てるのは今更だ。  三毛に想いを告げてから三日も経ったんだ。  もう我慢なんて限界だ。  これでも結構堪えたつもりなんだ。  いい加減、俺を受け入れろ。

ともだちにシェアしよう!