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ひとつの褥~もう待たない~
これ以上待てるか!
「待たない」
俺はひと言告げると、以前俺が着ていたシャツに手を滑らせた。
滑らかなその肌をなぞり、乳首を撫でた。
摘んでは引っ張って……。
それに飽きたら三毛の乳首をそっと食む。
吸ってやれば、三毛の腰が浮いた。
「やああっ、そこ何も出ないのに……」
乳首を啄むと、感じているらしい三毛の目は涙で潤んでくる。
普段は純粋な三毛の中に色香が生まれる。
たまらない。
三毛のこういう表情もすべて俺だけのものにしたい。
腕の中に閉じ込めて、誰にも見られないようにそっと仕舞い込んでおきたくなる。
俺は三毛の下肢をなぞっていく。
「あっ、っうんっ!」
三毛の一物をデニムの上からそっと包み込むと、三毛の腰が揺れる。
厭らしいその姿が俺を興奮させる。
ジッパーを下ろし、下着の下へと手を滑らせる。
「うっ、っひ!」
後ろの蕾に触れた途端、三毛の腰が浮いた。
ためしに指を一本挿入 れてみる。
最近は男を咥えていないからだろう。
その蕾は処女のように固く閉ざしている。
「キツいな」
こんな状態では何もできない。
枕元に置いてある潤滑剤を容器から取り出し、十分だと思えるほどに俺は自分の指に塗りたくる。
それからふたたび三毛の蕾へと指を滑り込ませた。
やはり三毛の蕾は頑なに閉じている。
早く三毛を抱きたい。
俺の肉棒でうんと中を貫き、三毛を感じたい。
願望が募る。
それでも俺は焦る気持ちを押し殺し、蕾を開かせるようにゆっくりと円を描いて閉ざしているそこをこじ開けていく。
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