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ひとつの褥~悦~
「いたっ! 龍さ、いたいっ!」
三毛は痛みを訴えながら、それでも健気にも両手が背中に回っている。
痛い目をみているのにも関わらず、俺の傍にいようとしてくれる三毛が可愛らしい。
「もう少し辛抱しろ。ここを触ってやるから」
俺の欲望は今更止まれない。
しかし、痛がる三毛をどうにかしてやりたい。
だから片方の手で三毛の陰茎を包み込むと、強弱をつけて扱いてやる。
「やっ、そこ、あっ!!」
痛みで萎えてしまった三毛の陰茎は、俺が触っているうちにすっかり身をもたげはじめる。
どうやら三毛は本能で快楽を選び取ったようだ。
もう後ろを弄られて痛がってはいない。
その証拠に、亀頭からは先走りさえも流れていた。
俺が三毛の陰茎を扱くたび、水音が弾き出る。
それが恥ずかしいのだろうか。
三毛はイヤイヤを繰り返している。
目には大粒の涙が浮かび、頬は朱に染まっている。
「やっ、龍サ……っひぅうっ!」
普段、無邪気な分、この色気はないだろう?
興奮する。
俺を煽る三毛の嬌声を聞きながら、さらに三毛を追い込んでやりたくて、蕾を弄る指をさらに奥へと進ませる。
……たしか、この奥に前立腺があるはずなんだが……。
三毛と会うまでは、男女構わず肉体関係を持っていた。
それは何時とも決めず、欲求不満が溜まった時にはバーで引っかけて抱いていたのを思い出す。
だが、今はどうだろう。
三毛と出会ってからはすっかり彼のペースに巻き込まれ、性的欲求も三毛以外からは感じなくなった。
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