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おふとんひとつ。⑤
「ほら、入った」
ボクが龍サンにイジワルされていると、いつの間にか中に収まっていた。
ボク、龍サンとひとつになれたんだ……。
そう思ったらジクジクが止まらない。
「もっ、っひ、あああっ!!」
頭の中がチカチカするよぅううっ!
「まだイかせない」
「っふ、っひ……」
「三毛、俺の事が好きか?」
訊かないで。
こんな時に訊かないで。
当たり前だよ。
龍サンが好きで、ずっと一緒にいたくてニンゲンになったんだモン!
ボクはコクコクと頷いた。
「好き、好きっ!!」
「俺のこれも?」
ボクの腰を揺らしてきた。
ヌチャヌチャ音が聞こえる気がする。
「や、らあっ!」
そんなことされたら、龍サンがボクの中にあるのを余計に思い知らされちゃう!!
ずっとずっと大きいものがボクの中で同じ形になってるのを思い知ってしまう。
「っふ、好き。龍サンのぜんぶすきっ!」
告 ったら、ボクの頭の中が真っ白になった。
ギュウウウウッ。
中にある龍サンを強く締め付ける。
そしたら、龍サンが中にあるの。
ずっとずっと知ってしまう。
「あっ、つ、りゅうさ、あついぁああああっ!!」
龍サンはボクの奥で解放する。
熱い迸りがボクの奥にたくさん吐き出されるんだ。
龍サンの迸りでボクのお腹が膨らんでいく……。
「あっ、ひぃいいいい!」
それでボクはまた、イってしまう。
「は、ひ。は、ひ……」
ボク、もう動けない。
すごく疲れたよ。
口も呼吸するばかりで閉じられなくて。
唾液がだらしなく流れていく。
交尾はもう終わり。
そう思ったのに。
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