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第5話 昏迷

「もう遅いし 取り敢えず 風呂入るか⁇」 「…はい」 きた きっとこの後 色々されるんだ 「パジャマあるか⁇」 「え⁇」 寝る時に衣服なんて 身に付けた事がない 何を言ってるのかよく分からなくて、取り敢えず首を横に振った 「ない⁇ んじゃあ 俺の貸そうか⁇ つっても サイズがな…」 取り敢えずと渡された服を受け取って 脱衣所に入れられた 正直 戸惑いしかない それでも 念入りに体を洗った 後々嫌な事を言われたり されたりしないように シャワーを頭から浴びながら、今までの事を思い返して ギュッと下唇を噛んだ 胃の辺りから 何かが戻って来そうで、それを塞き止めるように 強めに蛇口を捻っていた

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