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第17話 幼気 Ⅱ〜side佑吾〜

「…あの」 ソファで書類に目を通していると、風呂から上がった創が ドアの隙間からコッチを見ていた 少し長い袖口で 口元を覆っている仕草の破壊力は、凄まじいものがある 「ゆうご⁇」 俺が固まって萌えていた為 創は首を傾げている 「ごめん あんまりにも可愛くて…」 「え⁉︎」 俺の発言に あわあわしているのが 更に可愛い 手招きすると 恥ずかしそうにしながらも、俺の横にちょこんと座った 因みに 店員さん 一押しの このパーカーのポイントは 「⁇」 俺がフードを頭に被せると、垂れ下がってきた耳を創が掴んだ このうさ耳創が見たくて、女の子用と知ってても購入したのだが、失礼ながら その辺の女子よりずっと似合っている 「うん」 良い‼︎ 俺は頷きながら 創を自分の膝の上に乗せた 手触りの良さも相まって 抱き心地が増している 正直 生脚は目と下半身に悪いし、布団の中で絡まったりなんかしたら、我慢出来る気もしない 俺はフード越しに 創の頭に口付けると、その細い身体を堪能するかの様に もう一度抱き締めた

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