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第242話 仲間

「じゃあ、行ってくる  学校には連絡してあるからゆっくり過ごしたら良いよ」 「うん ありがとう佑吾…いってらっしゃい」 手を振りながら 佑吾を見送った後ベランダに出て洗濯物を干した 蓮さんのジャージを干しながら佑吾のもまだあったりするのかな…なんて考えていた もしあるなら欲しいな… 部屋に戻り携帯を開くと健からメールが入っていた “ 創 大丈夫か⁇ ” 昨日も帰る時、すごく心配してくれていた健 健は佑吾とは違った感じでいつも僕の心を和ませてくれる “ 体は元気だから大丈夫だよ 心配かけてごめんね ” そう返信すると直ぐにまた携帯が震えた “ なら良かったけど何かあったらいつでも言えよ!! あと謝るな!! 友達だろ ” 健の文章に涙が滲む こんな風に人に言ってもらえたのは初めてで、心の底から嬉しかった “ うん…ありがとう ” “ また学校に来るの待ってるからな!! 俺達、色素薄い仲間だし!! ” 健からの返信に無意識にクスッと笑ってしまった ずっと嫌いだった自分の容姿にまさか仲間が出来る日が来るなんて想像もしていなかった 健にもう一通だけ返信すると、よし!!と自分自身に気合を入れ、お家の清掃を始めた

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