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第78話〜水族館に行きたい〜

部屋に戻ると南は嬉しそうに俺に話しかけた。 「あ!ハル! 僕、この水族館ってところに行ってみたい!」 水族館って……ところ??? 「…ッ一応聞くけどさ、南って水族館がどんな所か知ってる…よな?」 「…僕でも知ってるよ。」 南が呆れた顔をした… あの南が… 「あ、あぁごめん。」 「でも…行ったことないから、ハルと行ってみたいなぁって…」 頬をぽりぽりと掻きながら照れくさそうに笑う南がとんでもなく可愛い ほんとに、天から舞い降りた天使のように可愛い… そういえば、だ。 「さっき話した弁護士が明日家に来るけど大丈夫か? 怖かったら俺一人で話聞くけど…」 「うんん、ハルと一緒なら怖くないよ」 可愛い またもや可愛さパンチをかましてきて心臓に悪い。 ダメだ、表情筋が緩む 俺は落ち着く為にもコーヒーを飲んだのだった そして夜 南が眠れないと言うので、楽しい話をした 水族館では何が見たい、とか 水族館の近くには遊園地があるからそこにも行こう、とか 話しているうちにいつの間にか時計の針は深夜0時を回っていた 南も目を擦っている 頭を優しく撫でていると寝てしまったので俺も寝るとしよう 早く、南と出かけたい その思いが膨れ上がっていく

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